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出口 雅久 先生 (法学部)

2022.07.15


『コルトレーン : ジャズの殉教者』
藤岡靖洋著(岩波書店、2011年)

著者である藤岡靖洋氏は、1953年大阪市生まれ、1977年に慶應義塾大学文学部史学科卒業、ジョン・コルトレーン研究家であるとともに大阪で呉服店経営している。著書には、John Coltrane/ A Discography and Musical Biography(Scarecrow Press),The John Coltrane Reference(Routledge, 共著)などがある。ジョン・コルトレーン(1926-67)のサックスから迸る音は,ジャズという音楽を根本から変えたと言われている。本書は世界的に知られるジャズ研究家が発掘資料,貴重写真,関係者へのインタビュー記録などを駆使し,ジャズの可能性を極限まで追求しつづけ,ついにはジャズに殉じて逝った男の全人生を描いている。

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『多極化世界の日本外交戦略』
神余隆博著(朝日新聞出版、2010年)

著者である神余隆博氏は、1950年香川県生まれ。1972年大阪大学法学部卒、外務省入省。ドイツ・ゲッティンゲン大留学、大阪大教授、ドイツ公使、欧州局審議官、国際社会協力部長など歴任、2006年より国連代表部大使として国連改革に取り組んだ後、駐ベルリン・ドイツ大使を経て、現在、関西学院大学で外交政策論、国連論、欧州政治を研究されている。多極化する世界で、日本はどう生き抜くべきか。大国におもねらず、東アジア共同体においてリーダーとしてどのように立ち舞うべきか。敗戦国から周辺国との和解を経てEUの主軸となるためにドイツは何をしてきたのか。元駐ドイツ大使が外交経験を基に提言する。

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『陸軍中将樋口季一郎の遺訓 : ユダヤ難民と北海道を救った将軍』
樋口季一郎 [著] ; 樋口隆一編著(勉誠出版、2020年)

著者である樋口隆一氏は、1946年東京生まれ。音楽学者・指揮者。明治学院大学名誉教授。DAAD友の会会長。音楽三田会会長。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒、同大学院博士課程在学中にDAAD奨学生としてドイツ留学。テュービンゲン大学でG.フォン・ダーデルセンに師事。1979年、バッハのカンタータに関する研究で同大学哲学博士。樋口季一郎将軍直系の孫である。本書は、ハルビン特務機関長としてナチス・ドイツから満州に逃げてきた多数のユダヤ難民を救い、北方軍司令官としてキスカ島奇跡の撤退を指揮し、第五方面軍司令官としてスターリンの北海道占領計画を阻止した樋口季一郎中将が秘かに書き溜めていた厖大な記録を纏めたものである。

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『ガイドブックドイツの憲法判例』
鈴木秀美, 三宅雄彦編 ; 西土彰一郎 [ほか執筆](信山社、2021年)

本書は、第二次世界大戦後の1951年にドイツ・カールスルーエに設置されたドイツ連邦憲法裁判所の過去70年に及ぶ憲法判例についてドイツ憲法判例研究会の会員による長年にわたる熱心な研究活動の蓄積に支えられた研究成果である。
ドイツ連邦憲法裁判所は、あらゆる分野における公権力の行使の合憲性を審査することによって、ドイツ基本法という憲法の精神を法秩序全体に浸透させ憲法を現実化するために活動してきました。現代ドイツを理解する上でも必要不可欠な文献です。

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『国家の尊厳』
先崎彰容著(新潮社、2021年)

著者である先崎 彰容氏は1975年東京生まれ、日本大学危機管理学部教授。東北大学文学博士。専門は近代日本思想、日本倫理思想史。憲政史上最長に及んだ安倍政権を引き継いだ菅政権は、国家観を持たず、危機管理能力に疑問符が付けられた。世界ではグローバリズムが浸透し、中国に象徴される力が横行している一方で、アメリカの「自由」と「民主主義」は大きく揺らいでいる。混沌とした状況下、国は、個人は何に価値を置くべきなのか。ポストコロナを代表する堂々たる国家論「尊厳ある国」について堂々と議論を展開する。

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『バッハ学者は旅をする 私の音楽草枕』
樋口隆一著(アルテスパブリッシング、2021年)

著者である樋口隆一氏は、1946年東京生まれ。音楽学者・指揮者。明治学院大学名誉教授。DAAD友の会会長。音楽三田会会長。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒、同大学院博士課程在学中にDAAD奨学生としてドイツ留学。テュービンゲン大学でG.フォン・ダーデルセンに師事。1979年、バッハのカンタータに関する研究で同大学哲学博士。国際的に音楽家として活躍するバッハ研究者が、半世紀にわたり、留学や研究、学会発表、演奏などでめぐった世界60以上の都市に関する西洋音楽フィールドワークの記録である。

※本学所蔵なし(推薦のみ)