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坂根 政男 先生

 


『月を目指した2人の科学者-アポロとスプートニクの軌跡-』
的川泰宣著(中公新書)

第二次世界大戦後、月に人間を送ろうとした二人の科学者がいた。一人は、よく知られているフォン・ブラウンであるが、あと一人はこれまで余り知られていなかった。ロシア人のコロリョフである。この本は、いかに二人の科学者が多くの科学的、社会的な困難を乗り越えて自分の夢を実現したかを教えてくれる。

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『ライト・フライヤー号の謎-飛行機をつくりあげた技と知恵-』
鈴木真二著(技報堂出版)

1903年、ライト兄弟が人類初の動力飛行に成功してから約100年。本書は、ライト兄弟が自転車業を営みながら、多くの当時の競争相手に先立って、初飛行に成功したかを語ってくれる。しかし、晩年は特許争いに巻き込まれ、ビジネス的には彼らは成功しなかった。機体構造と流体力学との関連にも触れており、航空機ファンには是非ともおすすめの書である。

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『近代科学を築いた人々
科学への夢/原子/電子/力学(上)、
周期律/光/電磁気の先駆者(中)、
進化思想/熱力学/統計力学(下)』
長田 好弘著(新日本出版社)

通常の科学史の本、,社会科学者が書いたものが多いが、本書は現役の技術者によって書かれている。さまざまな科学的発見がどのような時代背景の下でなされたのか、人間関係も含めて興味深く書かれている。とくに、周期律表ができるまでの各元素の発見の章は非常に面白く、日本人の発表によるニッポンニウムという元素案があったことにも触れられている。

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『竜馬がゆく』
司馬遼太郎著(文春文庫)

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『勝海舟 第1巻黒船渡来』
子母沢寛;著(新潮文庫)

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『勝海舟 第2巻咸臨丸渡米』
子母沢寛;著(新潮文庫

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『勝海舟 第3巻長州征伐』
子母沢寛;著(新潮文庫)

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『勝海舟 第4巻大政奉還』
子母沢寛;著(新潮文庫)

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『勝海舟 第5巻江戸開城』
子母沢寛;著(新潮文庫)

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『勝海舟 第6巻明治新政』
子母沢寛;著(新潮文庫)

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私が大学院時代に、徹夜実験をしながら読んだ本である。江戸末期の我が国の変革に関わった人物像が非常に興味深く描かれている。


『宮本武蔵』
吉川英治著(講談社)

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『剣客商売』
池波正太郎著(新潮文庫)

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楽しめる時代小説である。専門の勉強の間にお奨めの書。とくに、剣客商売は、大治郎が滅法強くて小気味好い。


『科学の方法』
中谷宇吉郎著(岩波新書)

寺田寅彦の流れを汲む中谷宇吉郎の科学論。本書では、「現代の自然科学の本質はどういうものであり、それがどういう方法を用いて現在の姿に生長して来たかという点について考えてみたい」。何のために、科学の研究をするのかという点について、随分教えられた良書である

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『物理学とは何だろうか(上)(下)』
朝永振一郎著(岩波新書)

ノーベル賞を受賞した物理学者、朝永振一郎の最晩年の著である。不幸にも下巻は朝永の急逝によって当初の構成は叶わなかった。単純な質問である「物理学とは何だろうか」は朝永が自らに問い、そして、後進にもそのように問いかけることを願ったのではないかと思う。

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『市民科学者として生きる』
高木仁三郎著(岩波新書)

一人の市民科学者として核問題に取り組んだ研究者の著である。また、原子力資料情報室の生みの親でもある。癌に侵され、死を予感しながら病床で書かれたこの本の最後には「希望をつなぐ」という最終章で締めくくられている。

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『自動車の社会的費用』
宇沢弘文著(岩波新書)

何気なく毎日のように利用している自動車であるが、本書ではその社会的費用について論じられている。ただの批判だけではなく、あるべき都市交通の姿についても示唆されているのが興味深い。

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