鈴木 佑治 先生(生命科学部)
『Language』
Edward Sapir(1921 Harcourt Brace)
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『言語:ことばの研究序説』
エドワード・サピア著 安藤貞雄訳(岩波文庫)
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アメリカ言語学の草分け的存在。ネイティブ・アメリカン諸語を学び、ヨーロッパ諸語の構造とあまりに違うことに注目し、言語の普遍性ではなく相対性を追究しました。言語構造が思考を決めるというSapir-Whorf は有名です。
『The Gutenberg Galaxy: The Making of Typographical Man』
Marshal McLuhan(1962 University of Toronto Press)
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『グーテンベルクの銀河系:活字人間の形成』
マーシャル・マクルーハン著 森常治訳(みすず書房)
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『Understanding media : the extensions of man』
Marshall McLuhan(1994 MIT Press)
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『メディア論:人間の拡張の諸相』
マーシャル・マクルーハン著 栗原裕・河本仲聖訳(みすず書房)
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有名な「メディアはメッセージである」と言った学者です。言語をはじめ伝達メディアは道具ではなくメッセージそのものであると説きました。Understanding Media: Extension of Man(『メディア論:人間の拡張の諸相』)と共に読んでください。
『The Society of Mind』
Mervin Minsky(1975 Picador)
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『心の社会』
マーヴィン・ミンスキー著 安西祐一郎訳(産業図書)
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人口知能を構築するためには、脳のモデルを描かなければなりません。ミンスキーは、脳とは無数のニューロンがagentsとして協働する社会であると述べています。この比喩を通してコミュニケーションと言語も説明しています。
『Descartes' Error - Emotion, Reason, and the Human Brain』
Antonio R. Damasio( 1994 Penguin Books)
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『生存する脳:心と脳と身体の神秘』
アントニオ・R・ダマシオ著 田中三彦訳(講談社)
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デカルトは心身二元論を唱え、理性と感情を異質のもと考えましたが、ダマシオは、脳神経学の観点より心身一元論を唱え、情緒や感情が理性や意思決定の一部であると反論します。言語、コミュニケーション、哲学の根本問題に挑戦しています。
『Consciousness Explained』
Daniel C. Denette(1991. Little, Brown and Company)
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『解明される意識』
ダニエル・C・デネット著 山口泰司訳(青土社)
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コミュニケーション、言語、心理、哲学の分野では、「意識」はとても重要な問題です。精神医学ではフロイドやユングなどが「意識」に対する「無意識」の研究をしましたが、意外と医学界では「意識」はあまりテーマにはあがらなかったようです。意識の多重文書論(multiple-draft theory)をもって意識と脳の問題に取り組み、フロイドの理論に挑戦しています。
『On Language』
Roman Jakobson(Linda R. Waugh and Monique Monville-Burston(eds.)1990)
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『一般言語学』
R.ヤーコブソン著 田村すゞ子 ほか共訳(みすず書房)
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ソシュール後の著名な言語学者の一人です。機能主義的構造言語学者で、言語学のみならず文化人類学にも影響を与えました。詩人でもあり言語の持つ音の意味に注目し、詩的言語学とも言える領域を開拓した偉大なる教養人です。
『Rules and Representations』
Noam Chomsky(1980.Columbia University Press)
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『ことばの認識』
N.チョムスキー著 井上和子 ほか共訳(大修館書店)
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生成文法の創始者です。言語能力と言語使用を分けて、言語能力、とりわけ統語に注視しました。デカルトの客観科学方法論に立脚し、言語の普遍性を探求しています。政治学の分野でも著名で、多くの本を書いています。
『How to Do Things with Words』
J. L. Austin(1962.Harvard University Press)
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『言語と行為』
J.L.オースティン著 坂本百大訳(大修館書店)
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発することそのものが行為になる行為文(performatives)についての研究です。後にサールらによってspeech acts (発話行為)に発展しました。サールとフランスの哲学者デリダとの間でオースチンの研究をめぐって大論争が繰広げられました。