今田 治 先生(経営学部)
今回のテーマ:クルマづくり、モノづくりを考える
『メルセデス・ベンツに乗るということ』
赤池学・金谷年展著(TBSブリタニカ、1994年)(現在は日経ビジネス人文庫)
1990年頃のメルセデス・ベンツの自動車の安全、環境問題に対する取り組み、自動車の開発思想を日本車との比較で明らかにしたもので、クルマづくりのあり方を考えるうえで多くの示唆に富んでいる。
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『レクサス トヨタの挑戦』
長谷川洋三著(日本経済新聞社、2005年)
「レクサス」の開発を通じて、トヨタ自動車の「大組織をフル回転させるしっかりとした仕組みと明確な役割分担」、ブレークスルーするための努力などを描いている。
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『トヨタ生産方式 脱規模の経営をめざして』
大野耐一著(ダイヤモンド社、1978年)
トヨタ生産方式の「バイブル」というべき書で、世界でも多くの言語に翻訳されている。トヨタ生産方式の歴史、基本思想、手法を学ぶ上で必須の本であり、まず読んでいただきたい書である。
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『トヨタの方式』
片山潜著(小学館文庫、1998年)
文庫版ではあるが、トヨタ自動車のグローバル化、生産、開発、組織、情報化、環境、マーケティング、企業精神について、多くの事例をまじえてわかりやすくまとめた好著である。トヨタ生産方式方式なんてむつかしそうと思う方はこの書からどうぞ。
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『リーン生産方式が世界の自動車産業をこう変える』
沢田博著(経済界、1990年)
この書の刊行以降、リーン(無駄のない)生産方式という言葉がとくに世界の自動車産業で多く使われるようになった。主に日本の自動車企業を調査し、従来の大量生産方式との比較でリーン生産方式の優位性を示し、世界に広がることを予測している。その後の世界の自動車生産の方法に大きな影響力を与えた書である。
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『グローバル変革に向けた日本の自動車部品産業』
小林英夫、大野陽男著(工業調査会、2005年)
日本の自動車部品産業に焦点をあてながら、日本型生産システム、欧米、アジアの自動車産業の動向、今日のグローバル化の状況などをわかりやすく説明している。部品企業の視点から自動車産業を考察する際には、ぜひ読んでいただきたい。
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『アジア自動車産業の実力』
土屋勉男他著(ダイヤモンド社、2006年)
韓国の現代自動車グループと中国市場の動向を重点に、アジアにおける今日の自動車産業の現状を明らかにし、将来展望をうちだしている。
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『気がつけば中国が世界の工場』
日経ビジネス編(日経BP社、2002年)
雑誌「日経ビジネス」の2つの特集記事を中心に、世界のモノ作り大国になった中国の企業実態、中国の台頭に対応した日本企業の動向を明らかにしている。特集記事タイトルである「世界の工場 中国」は中国経済を語るマスコミの流行語になった。
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『日本のもの造り哲学』
藤本隆宏著(日本経済新聞社、2004年)
「もの造り現場」から発想する戦略論とは何か、なぜ今の日本に必要なのか、どうしたら展開できるのかという点から、「強い工場・強い本社」の内容、もの造りの組織能力、中国への対応などがわかりやすくまとめられている。
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『モノづくりの新日本モデル 勝つ工場』
後藤康浩著(日本経済新聞社、2005年)
海外と国内の工場をうまく連動させながら日本の製造企業は業績の改善をはかっている。 本書は国内の工場がどのような役割を果たしているかをシャープの液晶工場などを事例に考察し、国際競争に「勝つ工場」の実態を明らかにしている。
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