徳丸 夏歌 先生(経済学部)
2021.05.01
『人間の経済』
宇沢弘文著(新潮社、2017年)
経済学は社会のための学問だーー世界的な経済学者であり、「社会的共通資本」の提唱者だった宇沢弘文の晩年の著作。世界を飛び回り、著名な経済学と論争し、成田空港問題や環境問題に切り込む著者の数奇な人生が、独自の経済や社会の見方、考え方とともに描かれる。気楽に読める、最初の一冊に良いが、もっと知りたい人は著者の『社会的共通資本』もおすすめ。
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『資本主義のしくみ』
八木紀一郎, 宇仁宏幸著著(ナツメ社、2003年)
「資本主義とは何か」ーー。産業革命以降、この大きな問いに、数多くの経済学者が挑んできました。資本主義とは私たちが生きる社会のシステムであり、消費者として、労働者として、投資家として、私たちはそのシステムの一部を形成しています。本著は、資本主義を理解するための考え方や、資本主義に関わる諸問題について、豊富なイラストと共に、わかりやすく解説しています。難しいのは苦手!という人も、この本をとっかかりに経済学の古典や理論を学びたい人にも、最初の一冊としておすすめします。
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