和田 由佳子 先生(スポーツ健康科学部)
2019.08.31
『花々と星々と』
犬養 道子 著 (中央公論社)
人生において、何度も読み返し、読むたびに新しい何かに気づき、自分を見つめなおす一冊を「愛読書」と呼ぶのであれば、この本は私にとっての愛読書です。人は巻き戻すことができない時間の中で生きており、どのような境遇に会おうとも失ってはいけない信念をもつことや、キラキラと生きる意味について、犬養木堂(毅)を祖父に持つ筆者が自叙伝的に綴っています。この本は、私の高校時代の課題図書だったことも補足しておきます。
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『夢をかなえるゾウ』
水野 敬也 著(飛鳥新社)
今の自分をなんとなく変えてみたい、でもどうしたらいいのかわからない。周りを見ていると、なんとなく不安、でもどうしたらいいのかわからない。何かしら取り組んだ方が良いのはわかっている、でもどうしたらいいのかわからない。そんな漠然としたものを抱えながら毎日が過ぎていく人は、一度手に取ってみてください。読書の習慣がない人にとってもとても読みやすい一冊です。関西弁のガネーシャがあなたに寄り添ってくれます。
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『美の旅人 : フランスへ』
伊集院 静 著 (小学館)
この一枚の絵画に会うために旅をする、そういう時間を大切にできるようになりたいと思っています。ここ数年は、なかなか実現できていないですが、その一枚を目した時に「やっと会えた」という想いや「また会えた」という感覚になれることがとても好きです。絵画の知識が乏しい私にも、絵画がもつメッセージを「なんとなくわかったような気持ち」にさせてくれる本であり、絵画に出会う旅に出かけたくなる一冊です。
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『Factfulness :
10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』
ハンス・ロスリング, オーラ・ロスリング, アンナ・ロスリング ・ ロンランド 著 ;
上杉 周作, 関 美和 訳(日経BP社)
和田ゼミ春学期ビブリオバトル 非スポーツ部門優秀賞 <推薦者>3回生 西本駿筆
正しいと思った奴程間違える!あなたは世界を正しく見ているか?勝手な思い込み・偏見、炎上や視聴率狙いのニュースだけで自分が知らない世の中の事を決めつけてはいないだろうか。この本を読破したあなたはきっと世界の見方が変わり社会問題だけでなく社会に属する一個人の問題も見えてくるだろう。例)自然災害で毎年亡くなる人の数は、過去100年でどう変化したでしょう?という問題で一体何人が正しく答える事ができるだろうか。
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『アディダスVSプーマ : もうひとつの代理戦争』
バーバラ ・ スミット 著 ; 宮本 俊夫, 中西 真雄美 訳 (武田ランダムハウスジャパン)
学内でスポーツメーカーのウェアやシューズを身に着けた学生さんたちをよく見かけます。アディダスとプーマの創立者はアドルフとルドルフというダスラー兄弟で、この2つのブランドは兄弟げんかから生まれたことをご存じでしょうか?ワールドカップなどスポーツがビジネス化される中で激化するシューズメーカーの対立も知ることができます。シューズメーカーやスポーツビジネスに興味のある方は是非読んでみてください。
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『ラグビーが育てるかしこいからだ』
上野 裕一 ・ 小松 佳代子 著 (叢文社)
「ラグビーと教育」というテーマで、ラグビーという競技特性を通じて、平和な社会づくりに貢献する者を育む意義と信念が綴られた一冊です。ラグビーを「する」だけではなく「みる」、「ささえる」、「考える」という様々なかかわりの中で育まれる人間形成について考えるきっかけになります。大学という教育機関でスポーツマネジメントに携わる研究者として「スポーツが育てるかしこいからだ」は永遠のテーマです。
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『モンチ・メソッド:ゼロから目的を見つける能力』
ダニエル ・ ピニージャ 著 ; 木村 浩嗣 訳 (ソル・メディア)
和田ゼミ春学期ビブリオバトル スポーツ部門優秀賞 <推薦者>3回生 森田将基筆
LaLigaのセビージャというプロサッカーチームでSD(スポーツディレクター)を務めるモンチの手腕をまとめたものです。現場とフロントのコンダクターになり、現場に適した人材を獲得するために、クラブ内外でどの立場で立ち振る舞いを行っているのかについて、モンチの揺るぎないポリシーが記されています。サッカー好き以外でも楽しみながら、明日の想像も出来ない現代を生き残っていくためのヒントを得ることが出来るでしょう。
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