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祐伯 敦史 先生(スポーツ健康科学部)

 


『自分を動かす言葉』
中澤佑二著(ベストセラーズ、2013年)

サッカー日本代表の中澤選手がこれまでに読んできた本の中から、自分を作り上げてきた言葉を選び、まとめた本です。中澤選手は高校卒業後ブラジルに渡り、その後サッカーのプロになるため、様々な困難を克服してきましたが、彼がどうやって自分を励まし、それらの困難を乗り越えてきたかが分かり、勇気づけられます。一流選手になるためには、頭を使うことが重要なことが分かる一冊です。中澤選手を扱った「中澤佑二 不屈」佐藤 岳 (著) も面白いです。

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『仕事をつくる』(私の履歴書)
安藤忠雄著(日本経済新聞出版社、 2012年)

筆者は、高校を卒業後大学に進学することなく、自ら研鑽を積み重ね、世界的な建築家となりました。建築家の世界では学歴が重視されるだけに、これは異例の事です。彼が世界の Ando になるまで、どうやって独学で学んだか、世界を見ることの大切さ、いかに美を創造するかが書かれています。安藤建築がどう建てられていくかを扱った「光の教会?安藤忠雄の現場」平松剛 (著) も面白いのでぜひ。

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『創造力なき日本 : アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」』
村上隆 [著](角川書店、2012年)

筆者は、オタク文化を取り入れ、有名ブランドとコラボレーションしたりして、現代アートの世界で世界的に活躍しているアーティストです。アーティストの世界は全く我々と関係ないと思いがちですが、厳しい世界で成功するためには、一般社会で求められている普遍的なものが必要なことが教えてくれます。同じ著者の「芸術起業論」・「芸術闘争論 」もお勧めです。

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『弱くても勝てます : 開成高校野球部のセオリー』
髙橋秀実著(新潮社、2012年)

超進学校である開成高校の野球部が、甲子園を真剣に目指していることを知っていますか?練習時間がない、グラウンド等の施設は乏しい、もちろん選手個人の能力も、スポーツ推薦で固めた高校のチームと比べて圧倒的に低い、そんな逆境にもめげず、頭と意外な戦略を用いたチーム作りで、甲子園を目指す様が描かれています。

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『スローカーブを、もう一球』
山際淳司 [著](角川書店、2012年)

スポーツノンフィクションの古典的名作です。スポーツに興味のある人でも、無い人でも誰でも楽しめます。一つ一つの作品は短くかつ印象的な作品ばかりの短編集ですので、分厚い本が読めないという人でも、お勧めです。

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『甲子園への遺言 : 伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯』
門田隆将 [著]( 講談社、2008)

この本で取り上げられている高畠導宏氏とは、プロ野球選手・コーチを経て、九州の高校の教員になった異色の人物です。プロ野球という厳しい世界を生きてきた人物が、イチローなど実際に指導した超一流選手はどこが普通の選手と違うのかを突き詰め、高校生に伝えていく姿が描かれています。プロ野球の話としても、教育の話としても、面白いです。

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『言語学の方法』(現代言語学入門)
郡司隆男, 坂本勉著(岩波書店、1999年)

私たちの言語は脳の中にありますが、それがどんな仕組みで成り立っているかを調べる学問を心理言語学や神経言語学と呼びます。この本では、どうやって心理言語学の実験を行うかが、具体的な例と共に詳しく説明されており、言葉の仕組みに興味があって調べてみたい事があるけど、周りに指導してくれる人がいない場合、非常に参考になります。

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『言語と思考を生む脳』(脳科学)
入來篤史編(東京大学出版会、2008年)

言語や思考がいかに生まれてきたかを、脳科学の様々な観点からアプローチした本です。人間が言葉をどのように獲得して、脳内に内在化されるかだけでなく、鳥の言語に見られる規則性、チンパンジーやサルなどのコミュニケーションなどが扱われていて、人間を生物の中の一つの種として捉え、他の種と比較・対照することで、言語や思考の謎を解明しようとした本です。

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『英文解釈教室』改訂版
伊藤和夫著(研究社、1997年)

英語が読めない?ならこの本を三回最初から最後まで、説明を読み、辞書を引き、頭をフル回転させて、ノートに訳していって下さい。その作業を終えた後、英語を頭から読むにはどうすればよいのか、英語で考えるとはどういうことなのか、その答えをあなたは見つけているはずです。難しいですが、日本の英語教育の一つの到達点を示した本です。

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『アフリカにょろり旅』
青山潤著(講談社、2007年)

この本は、ウナギの研究者がラビアータというウナギを求めてアフリカを旅する物語です。インターネットのおかげで、まるでクリック一つで世界が全て分かったような気になっている人も多いかもしれませんが、未だに自然は不思議なことだらけで、周りを好奇心を持って見れば、様々な研究対象があることを教えてくれる本です。

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