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下ノ村 和弘 先生(理工学部)
2025.05.1
『素人のように考え、玄人として実行する : 問題解決のメタ技術』
金出武雄著(PHP研究所、2003年)
「発想は、単純、素直、自由、簡単でなければならない。そんな、素直で自由な発想を邪魔するものの一番は何か。」いつも心に留めておきたいことである。コンピュータビジョン・ロボット工学の世界的な権威である金出先生の、多岐に渡るものの見方、考え方が学べる。これからグローバルに活躍される皆さんに読んでいただきたい。
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『ロボット創造学入門』
広瀬茂男著(岩波書店、2011年)
「創造とはせんじつめれば異種の情報の結合だ。」ロボット工学の著名な研究者である広瀬先生の著書。創造的思考の方法、問題解決のための考え方は、ロボット工学分野に限らず役立つ。読者として中高生を想定しているとのことであるが、大学生以上でも十分読み応えがある。
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『昆虫 : 驚異の微小脳』
水波誠著(中央公論新社、2006年)
小さなハチの、1立方ミリメートルにも満たない小さな脳が、高度な認識、コミュニケーション、移動の能力を司っている。「小型・軽量・低コストの情報処理装置の傑作」である昆虫の脳神経システムについて、現代生物学の研究成果に基づいた分かりやすい解説が展開される。
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『人生を面白くする本物の教養』
出口治明著(幻冬舎、2015年)
世の中の多くの問題には明確な正解がない。したがって、自分の頭で考え、自分の意見を決める必要がある。そのために何が有効か、豊富な事例と明快な文章で示されている。特に、学生時代をどのように過ごせばよいかヒントを得たい方にお薦めしたい。
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『少しだけ、無理をして生きる』
城山三郎著(新潮社、2012年)
戦中、戦後を生きた小説家である著者が、人間の魅力とは何か、人にとって大事なことは何かを、多様な実在の人物のエピソードをもとに紐解くエッセイ。お札の顔になった実業家、誰もが知っている大企業の創業者、時の首相などの著名人との交流のリアルなエピソードも面白い。
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『学問のすすめ : 現代語訳』
福澤諭吉著 齋藤孝訳(筑摩書房、2009年)
ご存知、明治時代の名著の現代語訳。現代でも役に立つ教養書、ビジネス書だと思う。優れた翻訳のお陰もあり、分かりやすく痛快な文章を、心地よく読み進められる。日本が先進国ではない、西洋文化や舶来品に憧れた時代の背景を考慮しながら読むと味わい深い。
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『本心』
平野啓一郎著(文藝春秋、2021年)
メタバースやAI技術が日常に溶け込んだ近未来の社会を舞台に、様々な人間関係の中での人の心の揺れ動きを描く。フィクションではあるが、登場する技術やその使われ方にはリアリティを感じる。発展するAI技術と人の心との関係を考える題材としても面白い。
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