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柏木 智子 先生(産業社会学部)

2026.11.2


『公共性』
齋藤純一著 (岩波書店、2000年)

本書は、異なる背景や考えをもつ人々が互いの生を保障し、排除や同化に抗いながら、ともに生きるための関係を築く可能性を示します。さらに、異なる人々の声が交わされる空間としての「公共性」のあり方を問い直します。公教育と民主的な社会について考えるための重要な一冊です。

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『コミュニティ : 安全と自由の戦場』
ジグムント・バウマン著、(奥井智之訳 筑摩書房、2017年)

困難な状態にある人々に無関心な社会は、当事者から生きる希望を奪うだけでなく、すべての人々の不信感を募らせます。本書は、あってはならない格差を「多様性」として見過ごす問題を問い、他者に関心をもち、手を差し伸べ合うことの大切さを教えてくれます。

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『実力も運のうち : 能力主義は正義か?』
マイケル・サンデル著、鬼澤忍訳 (早川書房、2021年)

成功は本人の努力や実力だけによるものなのでしょうか。本書は、能力主義が格差を正当化し、成功できない人に責任を負わせる構造を明らかにします。生まれ育った環境や運が人生に及ぼす影響を見つめ、すべての人の尊厳が守られる社会を考えるための一冊です。

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『おそろしいビッグデータ : 超類型化AI社会のリスク』
山本龍彦著 (朝日新聞出版、2017年)

蓄積されたデータによって、私たちの能力や適性、将来までが決めつけられるおそれがあります。本書は、AIによる評価やプロファイリングが人々を選別し、排除する危険を憲法の観点から論じます。個人の尊厳と自己決定について考えるために、いま読みたい一冊です。

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