- TOP>
- 学習支援(学生向け)>
- 教員お薦め本>
- 上原 徳子 先生(産業社会学部)
上原 徳子 先生(産業社会学部)
2026.11.2
『詳注全訳水滸伝』
小松謙訳注(汲古書院、2024年)
『水滸伝』は、明代に成立した長編小説で、108人の豪傑が梁山泊に集う物語です。この訳は、数ある邦訳の中でも新しく、詳細な注釈がなされ、原作の語り口を伝える工夫もされています。日本でも古くから親しまれており、江戸文学にも大きな影響を与えました。次々に登場する豪傑たちの痛快な物語を、ぜひ楽しんでください。
貸出状況の確認 RUNNERS
『新訳金瓶梅』
[笑笑生作]、田中智行訳(鳥影社、2018年)
『金瓶梅』は、明代後期に成立した長編小説で、中国四大奇書の一つです。現代風に言えば『水滸伝』から生まれたスピンオフ作品といえます。ただし、単純なスピンオフではなく、『水滸伝』では死ぬ西門慶と潘金蓮を生き延びさせ、その後の人生が描かれています。この本は、最新の研究成果に基づく精密な新訳です。ぜひ、400年前の人々の欲望や愛憎、そして人間の本性に触れてほしいと思います。
貸出状況の確認 RUNNERS
『新訳紅楼夢』
曹雪芹作、井波陵一訳(岩波書店、2013年)
『紅楼夢』は、清代に成立した中国を代表する長編小説です。賈家の御曹司・賈宝玉を中心に、林黛玉ら多くの女性たちとの関係や、大家族の華やかな暮らしとその盛衰が描かれます。彼らの恋愛だけでなく、女性たちの生き方や価値観にも注目すると、多様な読み方ができる作品です。井波陵一氏の新訳で、その繊細な世界を味わってください。
貸出状況の確認 RUNNERS
『花魁と油売り : 明代人情小説集』
馮夢龍撰、大木康編訳(岩波書店、2026年)
『花魁と油売り』は、明末の人・馮夢龍が編んだ短篇白話小説集「三言」から七篇を選んだ作品集です。この七篇だけでも様々な人間模様が描かれます。中でも表題作は、運命に翻弄される花魁と油売りの青年が、真心を通して結ばれる物語で、後に日本の講談・落語「紺屋高尾」の原案となったといわれています。みなさんにとっても、きっと心に響くものがある作品です。
貸出状況の確認 RUNNERS
『熱狂する明代 : 中国「四大奇書」の誕生』
小松謙著(KADOKAWA、2024年)
『三国志演義』『水滸伝』『西遊記』『金瓶梅』という中国四大奇書は、なぜ明代に生まれたのでしょうか。本書は、歴史や思想、社会の変化からその背景を解き明かします。とりわけ大衆出版の隆盛と小説の刊行、『金瓶梅』の作者をめぐる小松氏の考察は、大いに皆さんの知的好奇心を刺激することでしょう。
貸出状況の確認 RUNNERS
