LIBRARY NAVIGATOR


立命館大学 図書館だより


ライブラリーナビゲーター

2026 VOL.135

Library Navigator(図書館だより)は、立命館大学図書館と利用者のみなさんをつなぐため、1974年から発行している逐次刊行物です。第126号より、オンラインに移行して発行します。

図書館副館長からのご挨拶

伊藤 隆基 図書館副館長 理工学部教授

新学期にようこそ。
多様な使い方ができる図書館内だけでなく、あらゆる場所で大学の知的リソースを活用してほしい。

新入生の皆さんは希望に満ちた大学生活を過ごされること、そして在学生の皆さんは日々の学びと挑戦に取り組んでおられることと思います。大学では、教養や専門知識を吸収するだけでなく、様々な経験を通して自らの力で成長することが大切です。その中で、図書館は、書籍や学術雑誌の蔵書ならびに電子資料、さらにデータベースを豊富に揃え、進化しながらもいつの時代でも皆さんの知識と成長を支える知の拠点として存在してきました。

さて、私にとっての大学図書館は、どのようなものだっただろうか。昔を振り返ってみると、教員らしからぬ元々読書の習慣があまりなかったので図書館に通うことはほとんどありませんでした。卒業論文で研究に携わるようになったのをきっかけに、国内外の学術雑誌・論文をコピーするために必要に迫られて図書館の書庫に足を運ぶようになりました。30年以上も前の書庫といえば、窓もない地下室などに設置され、移動式ラックに雑誌等がぎっしりと無機質に収められていて、まるでドラマで見る警察署の保管室のようでした。通常でない静けさや独特な匂いもあって、居心地は決して良いものではありませんでした。にもかかわらず、たまたま見つけた古い地図に興味を持ち、それからは地図を探し出してはそれを見て(地図を読んで)、その地域の歴史を感じながら時折長居をしたことがありました。

私の中で、大学図書館のイメージが大きく変わったのは、研究員としてイリノイ州立大学に1年間滞在した時でした。同大学は、大きな図書館を数館有していて、私の研究室があった建屋の横にも迎賓館のような図書館が鎮座していました。その図書館は、卒業生から寄贈されたものであり、現在の衣笠キャンパスにある平井嘉一郎記念図書館のような素晴らしい環境で、そこでは図書の利用のみならず、デスクワーク、休息、そして集いの場としても様々な利用形態に対応していて、1990年代の当時としては斬新な施設でした。私の個人研究室が教職員オフィスとしては一般的な仕様ではあったもののコンクリートブロックの壁がまるで独房に居るような気分でしたので、快適な図書館で過ごすことが多かったことを思い出します。

冒頭でも記したように、図書館は時代とともに変化し、また地域や国によっても様々です。とくに電子ジャーナルの導入が加速されるようになってからは、図書館で欲しい情報は研究室や自宅のみならず、何処にいても入手できる環境になっています。それによって、私自身は立命館に着任してから12年間は図書館に行くことがほとんどなかったのですが、副館長の役職に就いてからはちょっとだけ足を運ぶようになりました。

本学図書館は、今やかなり様変わりをして、開架図書のみならず、快適なデスク空間、ラーニングスペース、ネット環境があり、大きな魅力を備えています。各学生さんの利用方法は色々あるかと思いますので、まずは図書館に通い、ルールやマナーは守りつつも自分のスタイルにあった利用法を見つけてください。

スタッフ一同、知の拠点とともに利用者のニーズにあったサービスを提供いたします。そのためにも、学生の皆さんのご意見やご協力を期待しています。

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。お祝い申し上げます。

在学生の皆さんも、新学期で気持ちも新たに、専門の勉強や多様な学びに取り組もうとされているのではないかと思います。それぞれの活躍を期待しています。

立命館大学には各キャンパスにそれぞれ充実した図書館があります。図書館は、すべての学問の知の結節点であり、大学において中心的な施設の一つです。情報化社会が高度なレベルで発展していく中、学習、教育、研究の起点として図書館は大きな役割を果たします。

これまでの図書館は、本が主役で、そこで静かに情報に接するというのが主流だったように思います。立命館大学の図書館の多くは、そこからさらに進んで、議論をしたり、共同作業をしたりする空間も備えています。知識の吸収の場から、創造、発信の場へと展開しています。従来の機能とともに、図書館での新たな可能性を広げるためにも、ぜひ図書館に足を運んでください。

さらに、立命館大学は、データベースも充実しています。インターネット上にも多くの情報はありますが、専門の機関が作成したデータベースは、多くの研究でより有益です。図書館が管理するデータベース上には、蔵書よりはるかに多くの情報が集積されています。そこでは、容易に分野横断できるだけではなく、諸外国の情報なども得られ、国境を超えることができます。無限の知の宇宙の広がりを堪能して下さい。手続きをすれば、自宅や教室からも利用可能です。

世界情勢は激しく動いています。現場で何が起こっているのかに関心を持つと同時に、人々はこれまでどのように新たな課題に対応してきたかを、図書館で先行研究を踏まえながらしっかり考えることも、社会が皆さんに求めていることの一つだと思います。来るべき時代に活躍する自分を想像しながら、図書館で多様な力を得られることを期待しています。

伊藤 隆基

連載企画
「図書館の使い方がうまいヒト」
「調べる」「考える」のプロフェッショナル、
先生方の図書館の使い方を紹介

小関 素明
第8回
vol.135 2026

下ノ村 和弘
理工学部教授

  1. 先生ご自身の専門分野
  2. 知らないと損をする図書館の使い方
  3. 新入生へのメッセージなど
小関 素明
第7回
vol.134 2025

小関 素明
文学部教授

矢藤 優子
第6回
vol.133 2024

矢藤 優子
総合心理学部 教授

ライブラリーアンケート結果
2025年度 図書館利用実態アンケート結果報告

図書館利用実態アンケート結果報告

たくさんのご協力をありがとうございました。
アンケート結果および自由記述コメントに対する
図書館の取り組みにつきまして、以下にご報告します。

図書館で使用しているシステムが代わります
2026年3月12日(木)に、図書館システムを
リニューアルしました。

RUNNERS OPAC新機能紹介

2026年3月12日(木)に、図書館システムをリニューアルしました。新しく追加されたサービスをご利用いただき、みなさまの学習・研究に役立ててください。

新しく追加されたサービス

  • 平井嘉一郎記念図書館1Fカンファレンスルーム、シアタールーム、控室の予約・空き状況の確認
  • 閉架書庫資料の取り寄せ

改善されたサービス

  • 認証機能
  • 検索項目・名称の変更について