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  • 中尾 俊樹助教
  • Toshiki Nakao
  • 応用化学科
  • 研究室生体物理化学研究室
  • 専門分野界面・薄膜・表面界面物性、有機機能材料
  • 担当科目物理化学Ⅰ
    • 機能材料
    • 生体親和性材料
Q1研究の内容を教えてください。

 生体膜は、主に脂質とタンパク質によって構成されています。この生体膜は細胞内外の物質のやりとりを司っており、多種類の資質から構成される生体膜は鋭敏な環境応答性と密接に関係していると考えられています。私はこのような環境適応性の原因となる脂質の構造に着目し、脂質分子のモジュール構造を系統的に変化させて膜状態を調査する研究を進めています。

Q2研究に興味を持ったきっかけを教えてください。

 小学生の時に探検物の小説を読んだ際に、知識だけで生き残れることに感動し、科学を知るとこんなことも出来るのかと実践して遊んだことがきっかけです。そのため、小学生の時は本に書いてある理屈が分からず工作や実験を失敗しながらやることが多かったです。しかし、中学、高校、大学と知識として学ぶことでそれが少しずつ研究に繋がったのではないかと思います。

Q3高校生へメッセージをお願いします。

 高校で“今”学んでいるものがすぐに世の中のどこで使われているのか理解することは非常に難しく、なぜ学ばなければいけないのかを葛藤することも少なくはないと思います。ただ、“今”必要ないから今後も必要でないと考えるのは少しもったいないので、出来るだけ多くの学習(体験)をお勧めします。なぜなら、学問は考え方をまねて他の場所でもそれを使えるようにまとめたものだからです。

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