私は株式会社ユニクロのエリアマネージャーとして勤務しており、長野県の店舗を巡回して店舗の課題解決と本部で会社の経営課題を議論しています。社会人になって4年目の今、ハードワークな中でも部下が成長する姿にやりがいを感じる一方で、店舗の課題に対して根本的な原因を見抜き指導することに難しさを感じています。大学時代を振り返れば、卒論を書く際、資料収集でフランスへ行って調査をしたり、調査結果の傾向を深く考える経験をしました。その経験から、現地でしか知り得ない情報があること、主体的に学ぶからこそ課題発見ができることを学びました。これらの学びが、今の仕事にも繋がっています。ぜひ言コミュでの学びを、皆さんの夢を実現させる一歩にしてください！

國松実祐（2017年度卒）

言語コミュニケーション専攻で出会った認知言語学 (Cognitive Linguistics) の学びを深めるため、京都大学大学院の認知言語学系研究室に進学しました。認知言語学は、人間の持つ一般的な認知能力の観点から言語現象を説明・記述します。修士論文では、学部時代から取り組んでいた「逆使役構文」などと呼ばれる北海道方言に見られる文法現象（e.g. ボタンが押ささった）について、認知文法 (Cognitive Grammar) の理論的枠組みを用いて様々な構文的特徴を明らかにしました。現在は分析の対象を日本語一般に広げ、ヴォイス（文を構成する名詞句の意味役割と文法関係との対応）に関する様々な現象を扱い、その概念的な基盤を明らかにする研究を進めています。将来は学術研究を通して培った知見をいかし、国語科の教職に就くことを目指しています。

関根雅晴（2016年度卒）

日本語学校で留学生の学校生活のサポートや事務をしています。ことばや文化が違うだけで、 ちょっとしたコミュニケーションや手続きも難しくなることがあります。そんな大変な中でも、夢に向け日本語を学ぶ留学生を支えることはやりがいを感じます。また交流を通し、自分の中の日本の「当たり前」を見直せる、学びと驚きに満ちた日々です。アメリカで日本語語教師をしましたが、外国の方が増える今の日本で、違う角度から留学生を支えてみたいと現職へと転職しました。日本語教育を学ぶことは、日本語教師にならなくても、異なることば・文化のバックグラウンド を持つ方々と一緒に働いたり、学んだり、共に生きていく力を養えるのではないかと思います。ぜひチャレンジしてみてください！

加藤駿（2014年度卒）