教員紹介

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コミュニケーション表現専攻

専門分野・研究テーマ

コミュニケーション研究、認知言語学

元々大学では政治学を学んでいたのですが、もっと人々の日常の営みを掘り下げたいと思って社会学を独学で学んでいたら、何の因果か言語学の大学院に進むことに。で、院を出て日本語教育に携わっていたら、今度はなぜかAIやロボットの研究室で働くことになり、その間に言語だけでなく非言語の面白さに気付かされ、両者を駆使して行われる「コミュニケーション」というものの奥深さにハマって今に至ります。四天王寺さんに程近い大阪生まれ大阪育ちですが、東京に6年、京都に8年、またまた東京で10年過ごした後、京都の本学にやってきました。等差数列的には12年はここにいる予定?

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言語学・日本語教育専攻

専門分野・研究テーマ

日本語教育、異文化間コミュニケーション

大学時代に留学先で日本語を教えるチューターをした時、日本語の「行く・来る」と 英語の “come/go” の違いについて質問され、うまく答えられませんでした。そのもどかしさがきっかけで、日本語を外国語として捉える日本語教育に足を踏み入れました。今まで意識しなかった日本語や日本社会を違う角度から見る楽しさは、自分の常識を疑ってみる面白さでもあります。国境を越えなくても、「カレーには鶏肉でしょ!」、「テレビはオワコンだね!」といった様々な揺さぶりが身近に溢れています。こういった違いをキャッチし、今まで見えていなかった景色を共に楽しむことのできる社会に向けて何ができるか、みなさんと一緒に考えていきたいです。

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言語学・日本語教育専攻

専門分野・研究テーマ

応用言語学、心理言語学

最初に来日した時、既に20代になっていましたので、日本語をマスターするのに苦労しました。ですが、第二言語でネイティブにならなくても良いのです。 誰もが既に第一言語のネイティブなのです。第二言語では正確さよりも、流暢さに集中してください。
第二言語での語彙発達は私の関心の一つです。例えば、留学を通じて語彙力がどのように変化するか。語彙や記憶力にも興味があります。つまり、明確な思い出を保つために、私たちの語彙能力はどれほど強力でなければならないか。更に、日本の英語教育の方向性は日々変化していますので、学校訪問して、現場の教師と会話を繰り返しています。趣味はチェスをすることです。一緒に始めてみませんか。

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言語学・日本語教育専攻

専門分野・研究テーマ

日本語教育、第二言語習得

これまで知らなかったもの、違うやり方、異なる考え方の人に出会うのが好きです。見たことのない風景、知らないことば、食べたことがないもの、異なる風習、考え方、さまざまな「初めて」に出会うために、日本語教師を続けているような気がします。「知っている」と思っていた日本語や日本社会、文化でさえも実は「知らない」ものであったことに気づけるのも、この職業の魅力です。違いを楽しみ、異なる考え方の人とともに働けるような社会を考えるうえで、外国語の学びや教育、異文化に触れる経験は大きな糧になるのではないかと思います。皆さんとともに様々な違いや新しい体験を楽しみたいと思います。

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言語学・日本語教育専攻

専門分野・研究テーマ

言語学、方言学

大学で教鞭を執っていますが、中学生時代は高校に行きたくないとごねていました。尊敬するMichael Schenkerが高校に行っていなかったからです。しかし、母から「大学というところは留年を何回もして残りたくなるほど面白いところらしい」とそそのかされて、大学に行くために高校に進学しました。
大学に進学したことにより、さまざまな出会いがあり、中学生の時には考えられなかった人生を歩むことになりました。国際結婚をしたり、30歳までボーナスがもらえなかったり、大学の教員になったり、外国語で論文を書いたり。皆さんの学生生活が視野を拡大するものとなることを期待します。大学の入り口と出口で世界観が変わっているといいですね。

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言語学・日本語教育専攻

専門分野・研究テーマ

生成文法、日英語対照研究

関東の大学の1年生だったとき、新聞の専売所に住み込みで、新聞の配達、セールスや、集金などしていました。暑い夏の、夜も9時ごろ、ある家に集金に行くと、そこのご両親が汗臭いTシャツ姿の僕を中に入れてくれ、スイカをご馳走してくれました。いつかお会いしてその時のお礼を言いたいと、今でも思っています。
大学2年の頃、文法の授業で先生が、「オヤジシンダ」が、「おや、地震だ」か「親父死んだ」かで曖昧であると言っていました。そのとき初めて、ことばには「まとまり」というものがあることを意識しました。これが関西弁だったら、前者は「オヤ(,)ジシンヤ」、後者は「オヤジ(,)シンダデ」のように別々の表現になってしまい、曖昧さが出ませんね。

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コミュニケーション表現専攻

専門分野・研究テーマ

会話分析、身体性

「おいしいものを食べたい!飲みたい!」という欲が強いです。三度の飯より好きな物事があまりないのですが、漫画は没入し過ぎてしまうので少し遠ざけています。ようやく最近、飲食だけでなく運動そして睡眠を大切にするようになりました。嗜好や習慣も一人ではなく、家族や友人などさまざまな人との関わりのなかで得た気がします。研究を続ける原動力も、学術的関心より、周囲との相互行為のなかで生じる「知り合った方々ともっと議論を深めたい、仲良くなりたい」という気持ちの方が強いかもしれません。きっかけは何であれ、行動が重要で、その継続は力になるのだなとしみじみ感じています。

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言語学・日本語教育専攻

専門分野・研究テーマ

英語学、言語学

I have two brothers.は「2人の兄がいる」・「1人の兄と1人の弟がいる」・「2人の弟がいる」の3通りに曖昧。「今、行きます」と言おうと思えば、I’m coming.という。I have a pen.は「一本の」は不要で「ペンをもっている」が良い。これらは中学生の頃、英語を習い始めて、面白い!と思ったことのごく一部です。その興味を持ち続け、英語学(言語学)を大学では専攻し、今日に至っています。中学・高校の頃は、英語と数学に関心がありました。この2つに関心があると、行き着く先は言語学ということだったわけです。昨今は、特に副詞の研究をしています。文を構成するための必須要素にはなりにくい要素ですが、表現を豊かに、あるいは面白くするには有益な語類だと思っています。

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言語学・日本語教育専攻

専門分野・研究テーマ

計算言語学

典型的な器用貧乏です。あたえられたことをわりに楽しめる一方、人並みのレベルですぐ満足してしまうので深まりが出ません。でも人生を振り返ってみると、そんな性格が助けになっていたことも多いような気がします。職業選択は親切な恩師・友人の風に吹かれた結果です。そもそもの目的地がない分、なにかに迷うような苦労がありませんでした。2005年、福岡の大学から本学に参りました。京都に10年ほど住み、その後、びわ湖の埋立地に居を移しました。カーテンもない部屋から、日々、びわ湖の風景やその開放感に気をよくしています。よく自転車でびわ湖をくるくるとまわっています。

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コミュニケーション表現専攻

専門分野・研究テーマ

日仏比較文学、文芸メディア

世界の争いはやまないし、自分のせいでもなく悲しい思いをしたり、大切な人を失ったり、命を奪われたりする人もいる。私にできることはあるだろうか――子どもの頃からずっとこの問いが根っこにありました。体力もたいした行動力もない私にできそうなのは、悲しみや苦しみについて考えること、それに寄り添える「ことば」を探すことだと考えて、文学の世界に飛び込み、今に至ります。詩や小説はどのようにして生まれるのか。世界中いたるところで日々生まれている「書く」「語る」「奏でる」「歌う」「描く」「笑う」、心を動かす表現に出会うために、人に会い、旅に出ます。学生はそんな私の「ことば」探しの大切な仲間だと思っています。よろしくお願いします。

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言語学・日本語教育専攻

専門分野・研究テーマ

日本語教育、日本語学

SNSを見ていると、人間って言葉にして発信したい欲求が強いんだなあと思います。Twitterもコミュニケーションネットワークですけども、リアルで独り言をそんなにたくさん言ってたら変人扱いされるでしょうし、実際そんな人はいないでしょう。でも、なぜか「書く」、「不特定多数に発信する」形式にすると独り言量が増えているような、、、。人間の存在と言語使用については「何か」あるひとつの状況証拠でもあると思います。
この専攻で学ぶことは様々な方向性を持っていると思います。専門知識としては違ってくるとしても、共通するものとして、自分のことばを考える、自分のことばで表す、ひいては、自分を考える、そういう機会にできると思います。

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言語学・日本語教育専攻

専門分野・研究テーマ

英語教育学、英語学、話し言葉の文法

20代で初めてイギリスに行った時、英語でインフォーマルな会話をする難しさを実感しました。日本語だと書くより話す方が簡単なのに、外国語だとなぜ…?という単純な疑問が、英語の話し言葉に興味を持ったきっかけです。研究するうちに、論理的な書き言葉より話し言葉の方が実は構造が「複雑」であることがわかりました。相手と即興的に繰り広げられる待ったなしの会話の言語。そこにはいろんな仕掛けが隠されています。