自分で考え、探究する大学で知った学びの楽しさ
高校までは暗記中心の勉強が好きになれず、自ら研究する道へ進むとは考えてもみませんでした。経営学部を選んだのは、大学進学を目指して浪人中、スーパーマーケットでアルバイトを経験してモノを売るおもしろさを実感し、経営に関心を持ったから。大学に入学し、自分で考え、探究していく学びのおもしろさを初めて実感しました。
私が大学時代を過ごしたのは、バブル経済が崩壊して数年後。社会でデフレが進む中で「どうしたらビジネスがうまくいくのか」を考えながら、主に流通を学びました。そして、サービス産業の経営課題やマーケティングについてより深く知りたいと思い、大学院に進学。当時、大学院には同世代の学生だけでなく社会人学生も学んでおり、年齢や経歴の異なる人と議論し、たくさんの刺激を受けたことを覚えています。
修士課程でサービス産業を取り巻く経営課題を大きなテーマとして研究する中で、ホスピタリティ産業にも関心が広がり、観光資源などの販売についても研究するようになりました。それが現在取り組む持続的な地域づくりについての研究や取り組みにつながっています。