みるみる身体が変化する
筋トレにハマり、研究の道へ
小学校から高校まで野球をしていましたが、怪我の多さが悩みの種でした。それを改善するため、練習に筋力トレーニングを取り入れたところ、みるみる身体が変わっていくことを実感。それが、筋トレにハマったきっかけでした。
筋トレと英語を学びたくて、留学制度の整っている鹿屋体育大学に進学したものの、当時は大学院に進学することも、ましてや研究者になることも考えていませんでした。進路を決める契機になったのは、「トレーニング科学」の授業を担当していた山本正嘉先生との出会いでした。講義内容はもちろん、それ以上に心を動かされたのは、本当に楽しそうにご自身の研究について話される先生の姿です。「自分の好きなことをとことん追求する」楽しさを先生から学び、「格好いいな」と思いました。登山愛好家でもある先生に誘っていただいて、富士山登山中の心拍数や血中酸素飽和度などを測定する実験に参加し、研究の面白さに触れたことが決定打になり、大学院進学を決めました。