スポーツ健康科学部の
実習・実験棟インテグレーションコア。
その1階に、ガラス張りの部屋があります。
中を覗くと、大学の施設とは思えない
ほっこりした雰囲気が漂っています。

Outline

RecO STUDIO見取り図
RecO STUDIOアクセス
Data
名称:
RecO STUDIO
場所:
びわこ・くさつキャンパス
インテグレーションコア 1階
主な利用者:
スポーツ健康科学部 海老久美子教授の研究室のみなさん
設置年:
2010年、スポーツ健康科学部開設と共に設置。

Secrets

RecO STUDIO
名前の由来

「RecO STUDIO」の名前は、立命館の「R」とエコロジーの「eco」を組み合わせて名付けられました。RとOが大文字になっていますが、Rは「立命館」の頭文字、Oは「大阪ガス」の頭文字です。RecO STUDIOには大阪ガスさんのご協力によりシステムキッチンや床暖房が導入されているからです。
ロゴマークでは、Rは赤、Oは水色で、どちらも炎の色を表しています。火を扱うことは大人への第一歩。学生のみなさんが食を中心とした生活力を身につけ、大人として自立していってほしいという願いが込められています。

RecO STUDIO
何をする場所?

システムキッチンや調理器具が整っていて、アスリートの競技力向上につながるメニューなどを実際に調理することが可能です。海老研究室のみなさんがアスリートのための減量・増量メニューをつくったり、栄養指導の方法について研究するほか、スポーツ健康科学部1回生がクラス単位で朝食を準備して一緒に食べる「朝食実習」も行われています。

オープン利用者が使用できる機械
どんな研究をしているの?(一例)

「食育SATシステム」を使って、料理の組み合わせやバランスを学ぶことができます。200種類以上あるフードモデルにはICチップがついていて、トレイごとこの機械に載せるだけで瞬時にエネルギーや栄養価が表示されます。組み合わせのバランスは★5段階でも表示されるので、とてもわかりやすいです。活動レベルに応じて、必要エネルギーなどの設定を変更することもできます。

RecO STUDIO
授業以外にも利用されているの?

学生アスリートや高齢者への栄養指導、オープンキャンパスでの高校生向け調理実習、大阪ガス主催の省エネ調理法を学ぶ「RecOセミナー」、教職員向けクッキングセミナーなど学内外に向けてさまざまな講座が開かれています。キッチンスペースとちゃぶ台が並ぶダイニングスペースを仕切る扉は全面鏡張りになっています。

Others

カメラ
カメラ

天井に設置されているカメラは、キッチン側もダイニング側も撮影可能です。調理している人の手元をモニターの大画面で確認することができます。

ちゃぶ台
ちゃぶ台

「食事は楽しく囲むことに意味がある」との考えのもと、テーブルではなくちゃぶ台が置かれています。可動式なのでフロアを広く使いたいときにも便利です。

家電
家電

一度にたくさんの人数で調理実習ができるように、また、それを自宅で再現できるように、一般家庭で使う調理家電も準備されています。

書籍・雑誌
書籍・雑誌

スポーツ健康科学部の海老久美子教授が書かれた栄養学やレシピの本、取材記事が載った雑誌、その他栄養学の雑誌が置かれています。

Voices

佐藤 愛 さん
佐藤 愛 さん
(スポーツ健康科学部博士課程前期課程1回生)

私は、アスリートへの効果的な栄養教育の方法を研究しています。RecO STUDIOはダイニングスペースとキッチンスペースが繋がっているので、講習会の中に調理実習を組み込みやすいです。スポーツ栄養を理解するには座学だけではわかりにくいので、手軽に使える調理設備や食育システムがあるのはアスリートへの栄養教育に役立っています。

政金 康太 さん
政金 康太 さん
(スポーツ健康科学部博士課程前期課程1回生)

高校生アスリートへの栄養指導をしています。柔道・レスリングの選手の減量・増量に関する調査・研究を行っています。RecO STUDIOはキッチンも広く、人数が多いときはダイニングスペースでの調理も可能なので、高校生アスリートやそのお母さん方への調理実習もしています。ここではご飯はいつも鍋で炊いています。コンロが火を自動で調節してくれるので、簡単においしいご飯が炊けるんですよ。

秘密の扉+R|記事一覧