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小川さやか先生(立命館大学大学院先端総合学術研究科教授)が「2024年度(第39回)大同生命地域研究奨励賞」を受賞

2024年7月4日(木)、「2024年度(第39回)大同生命地域研究賞」の受賞が発表されました。
小川さやか・立命館大学大学院先端総合学術研究科教授の「東アフリカ諸国のインフォーマル経済に関する研究」に対して、「大同生命地域研究奨励賞」が授与されました。

大同生命地域研究賞は、「地球的規模における地域研究」に貢献した研究者を顕彰するもので、「様々な地域の人々と文化に対する理解」を目的とし、関係学界の協力を得て創設された賞です。
2024年7月24日(水)、クラブ関西(大阪市)にて贈呈式が開催され、副賞100万円と記念品が贈られました。

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Comment

小川さやか教授 からのコメント

このような歴史のある賞をいただき、大変光栄に思います。何より「地域研究」という名前が冠された賞をいただけたことに格別な嬉しさを感じています。
私はこれまで、東アフリカの商人たちを主な対象として、交易や商行為に関する研究をしてきました。今でこそ文化人類学者を名乗るようになりましたが、多様な分野の専門家が属していた地域研究研究科の院生時代は、自身の専門性に悩んだこともありました。しかし地域研究という学際的な環境に身を置いたことが、研究の視座を広げ、新しい挑戦を推進する原動力になったと今では信じています。
私を支えてくれた現地の人びと、数多くの研究仲間、今回の受賞に関わりご尽力いただいた関係性者の皆様に心から感謝申し上げます。

Profile

小川 さやか(おがわ さやか)

1978年愛知県生まれ。専門は文化人類学、アフリカ研究。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程指導認定退学。博士(地域研究)。日本学術振興会特別研究員、国立民族学博物館研究戦略センター機関研究員、同センター助教、立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授を経て、同研究科教授。『都市を生きぬくための狡知―タンザニアの零細商人マチンガの民族誌』(世界思想社)で、2011年サントリー学芸賞(社会・風俗部門)受賞。2020年、『チョンキンマンションのボスは知っている―アングラ経済の人類学』(春秋社)で第8回河合隼雄学芸賞、第51回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。

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