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中川毅先生(立命館大学古気候学研究センター所長・教授)が 日本文化財科学会「業績賞」を受賞

中川毅先生(立命館大学古気候学研究センター所長・教授)が、日本文化財科学会「業績賞」を受賞しました。

日本文化財科学会賞は、日本文化財科学会の活性化並びに文化財科学の啓発と普及、人材の育成、社会貢献などを目的に、文化財科学および関連諸分野の業績を賞するためのもので、このうち「業績賞」は、機関誌『文化財科学』をはじめ国内外で発表された文化財科学研究に関する複数の論文・著書等の個人の業績を対象とするものです。

中川毅先生には、2014年の立命館西園寺塾開講以来、ご講義をいただいています。中川先生の講義は、これまでの「常識」そして「規定外」について考え、これからの社会のあり様を見つめ直すきっかけを与えてくれています。
立命館西園寺塾開講10周年を記念したWEBサイトでは「講師からのメッセージ」として、立命館西園寺塾塾生・修了生への思いを寄せていただきました。


※日本文化財科学会について
文化財に関する自然科学・人文科学両分野の学際的研究の発達および普及を図ることを目的として1982年12月に発足した学会です。


Comment

中川毅教授 からのコメント

自分が所属していない学会から思いがけず賞をいただき、非常に光栄に感じています。
水月湖の研究は「ものさし」を作る作業に似たところがあって、それが世界のどこで、誰によって、何のために使われるかの全体像は、私たちには把握はおろか想像することすらできません。しかしこのような形で、それが誰かには確かに喜ばれていたと実感する機会を得ることができ、率直にとても嬉しいと感じました。ありがとうございました。

Profile

中川 毅(なかがわ たけし)

1968年、東京都生まれ。1992年、京都大学理学部卒業。1998年、エクス・マルセイユ第三大学(フランス)博士課程修了。Docteur en Sciences(理学博士)。国際日本文化研究センター助手、ニューカッスル大学(英国)教授などを経て、立命館大学古気候学研究センター長に就任。専攻は、古気候学・地質年代学。趣味はオリジナル実験機器の発明。主に年縞堆積物の花粉分析を通して、過去の気候変動の「タイミング」と「スピード」を解明することを目指している。
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