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立命館西園寺塾10周年特別企画 第五弾「マルクス・ガブリエル博士特別講演会」を実施
2024年8月31日(土)、立命館西園寺塾10周年特別企画 第五弾「マルクス・ガブリエル博士特別講演会」を実施、約60名の修了生・塾生が集いました。










まず、マルクス・ガブリエル博士に、2024年6月に刊行された「倫理資本主義の時代」と出版予定の「The Human Animal」を関連づけてご講演いただきました。
その後、東京大学の中島隆博先生との対談、塾生からの質問を通じて、ご講演の内容をさらに発展させ、理解を深めました。
最後に、立命館西園寺塾で講師をつとめる山下範久先生(立命館大学グローバル教養学部教授)から全体のまとめの言葉をいただき、登壇者への花束贈呈・記念撮影を行いました。
終了後、マルクス・ガブリエル博士はパーティーに最後までご参加くださり、塾生・修了生は博士との懇親を深めることができました。
【参加者の感想(抜粋)】
■T.K.さん(6期生)
The Human Animalのパートを通じ、決められたこと、与えられたこと、所与とされていることをそのまま受け入れるのではなく、深く思考していくことの重要性について改めて思いを強くしました。また、Ethical Capitalismのパートでは、我々企業人が倫理資本主義をいかに具体的な行動に移していくことが出来るかという観点から、非常に重要なご示唆を頂いたと感じています。CPO(Chief Philosophy Officer)という役割やその可能性についても大変興味深く感じ、実際に日本企業でも制度として導入・運用が出来ないか、模索していきたいと考えています。大いに刺激を受けた講義となりました。
■K.H.さん(10期生)
「人間とは何か?」という最も根源的な「問い」から始まり、生物学、人の揺れ動く感情、行動特性、他者との関り、社会性、倫理や道徳、notion(概念)、地球環境、歴史、経済活動……と想像を超える幅広い分野について、ガブリエル博士が鳥のように自由に飛び回りながらノンストップで我々に語りかけて頂き、事前に想定していたものとは全く別の景色が広がりました。本やスマホの動画ではなく、ガブリエルさんという生身の人間が発する声や一つ一つの仕草が五感を刺激し、表面的な言葉としての理解を超えて脳内に直接、響くような、そんな貴重な体験をさせていただいたと思います。