Voices for future leaders修了生紹介

4期生

野津 靖子

野津 靖子Nozu Yasuko

富士通株式会社
ネットワークプロダクト事業本部
シニアプロダクトプランナー

立命館西園寺塾を通じてのご自身の変化や成長について

講義からも、また同期の塾生の方々からも、自分の知識や考えの幅の狭さを思い知らされることが多々あり、自分が閉じた世界で生きてきたことを改めて痛感しました。しかし、この立命館西園寺塾を修了できたこと、これだけの先生や書籍、仲間から学び、自分の視野の狭さを認識できたことは、大きな自信になりました。グローバルに、そしていろいろな分野にも共通する「考え方(視点の高め方、視野の広げ方)」を学んだと感じています。

特に印象に残っている講義・フィールドワーク・出来事はどのようなことでしょうか。また、その理由についてお教えください。

とりわけ印象に残っている講義は、大田嘉仁先生の「JAL再生と意識改革の必要性」です。
課題図書と講義の両方において、心に残る言葉を数多くいただきました。なかでも「人として正しいこと」に判断基準を置くという考え方は、今やすっかり自分の行動指針になっています。大田先生によるエピソードや戒めの言葉は、ことあるごとに思い出します。理論だけでなく実際に現場変革をなさった大田先生による生きた言葉は、とても説得力がありました。
また、ある講義で咀嚼しきれず疑問が残っても、その後の講義やフィールドワークにおいて、「あぁ、あれはこういうことだったのか」と気づくことが何度もありました。各々の講義でのテーマは違いながらも、「生き方」「文明」に関する「問い」が通底していて、1年の講義を通して、ヒントとなる理論と実践の両方が散りばめられていたことに後から気づきました。

今後の夢や目標を教えてください。

今回の学びを活かして、「自分が何に、どんな貢献ができるのか」、改めて考えなおしたいと思っています。もともと大志のある人間ではなく「目標」を問われるのが苦手なタイプなのですが、「達成したいこと」ではなく「貢献できること」を考えてみればよいと思うようになりました。

未来の西園寺塾 塾生にメッセージをお願いします。

毎週土曜日の通学、膨大な課題図書のプレッシャー、そして毎回のレポートは、時間的にも精神的にも「つらい」です。しかし、どうかめげずに、自分なりに考え、真摯に先生方のお話を伺うことを続けてください。そうすることで、きっと貴重な学び、気づきを得ることができるはずです。同じ苦労を共にした仲間たちも財産になることは間違いありません。頑張ってください!