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2021年のニュース

2021.03.31 research

スポーツ健康科学研究科・博士課程後期課程4回生 吉川万紀さんが取り組まれた研究論文が、「Nutrients」に原著論文として掲載されることが決定しました。


スポーツ健康科学研究科・博士課程後期課程4回生 吉川万紀さんが、スポーツ健康科学部教授 橋本健志先生、京都府立医科大学 教授 西野輔翼先生、帯広畜産大学 特任教授 宮下和夫先生、北海道大学水産学部 教授 細川雅史先生と共同で取り組まれた研究論文「Effects of Fucoxanthin on the Inhibition of Dexamethasone-Induced Skeletal Muscle Loss in Mice」が、「Nutrients」に原著論文として掲載されることが決定しました。

 

本研究では、わかめなどの褐藻類に含まれる成分であるフコキサンチンが、デキサメタゾン誘発性の骨格筋萎縮を筋特異的に抑制することを明らかにしました。そのメカニズムとして、フコキサンチンは活性酸素を減少させ、ミトコンドリア関連タンパク質の発現を増加させること、mTORのリン酸化の増加やAMPKの活性化の抑制など、筋タンパク質の合成と分解のバランスを積極的に調節するシグナル変動が見られました。これまでは細胞レベルで我々も確認していましたが、今回、生体においても実証されたことが有意性です。加えて、フコキサンチンは脂肪減少効果を持つため、現在世界的に問題となっている、サルコペニア肥満の解消ための優れた素材となりうる可能性が考えられます。

 

Yoshikawa, M.; Hosokawa, M.; Miyashita, K.; Nishino, H.; Hashimoto, T. Effects of Fucoxanthin on the Inhibition of Dexamethasone- Induced Skeletal Muscle Loss in Mice. Nutrients 2021, 13, 1079. https://doi.org/10.3390/nu13041079

(ニュース)20210402-1



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2021.03.29 research

産経新聞連載コラム【スポーツ・健康のいま】⑦真田教授


産経新聞WEB版および紙面(滋賀版)にスポーツ健康科学部教員による記事が連載されることになりました。

<記事引用>
東京五輪・パラリンピックを前に、注目が集まるスポーツや身近な健康に関する最先端の話題を立命館大スポーツ健康科学部(滋賀県草津市)の専門家が分かりやすく紹介する。

第7回目は、真田樹義教授による「【スポーツ・健康のいま】メタボ・サルコ予防で健康に」です。

今後もご期待ください!

掲載URL

https://www.sankei.com/life/news/210325/lif2103250020-n1.html

(ニュース)20210329-1

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2021.03.19 research

産経新聞連載コラム【スポーツ・健康のいま】⑥上田准教授


産経新聞WEB版および紙面(滋賀版)にスポーツ健康科学部教員による記事が連載されることになりました。

<記事引用>
東京五輪・パラリンピックを前に、注目が集まるスポーツや身近な健康に関する最先端の話題を立命館大スポーツ健康科学部(滋賀県草津市)の専門家が分かりやすく紹介する。

第6回目は、上田憲嗣准教授による「【スポーツ・健康のいま】選手発掘・育成 少しずつ成果」です。

今後もご期待ください!

掲載URL

https://www.sankei.com/sports/news/210318/spo2103180040-n1.html

(ニュース)20210319-1
宮崎県スポーツ協会提供

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2021.03.05 education

2020年度入学生(新2回生)の立命館大学・大学院入学式の実施について(2021年4月4日)


このたび、立命館大学では、2020年度に本学の学生・大学院生として学びを開始された現1回生の皆様を対象とする入学式を2021年4月4日(日)に各キャンパスで開催することとしました。皆様の本学への入学をあらためて歓迎するとともに、この1年間(あるいは半年間)のさまざまなご苦労に心をよせ、新たな年度を迎える節目としたいと考えています。

 ご入学から1年(あるいは半年)が経過したこの時期での開催となりましたこと、また皆様へのご案内が遅くなりましたことを深くお詫び申し上げます。

 さまざまな事情により、キャンパスでの出席が難しい学生・大学院生の皆様、保護者・ご家族・ご友人等の皆様に向けて、入学式の様子をオンラインでライブ配信します。是非ご覧いただきますよう、お願い申し上げます。ライブ配信は、入学式当日 大学ホームページ(HP)「入学式特別サイト2020」からご覧いただけます(ライブ配信の映像は、入学式終了後もオンデマンドで視聴可能です)。

2021年4月4日(日)
スポーツ健康科学部             11:00開式 11:30終了 BKCジムにて
スポーツ健康科学部研究科  15:00開式 15:30終了 BKCジムにて

詳しくは立命館大学HPのお知らせをご覧ください。

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2021.03.05 education

2021年度 立命館大学・大学院入学式の実施について(2021年4月実施)


2021年度から立命館大学で新たな学びをスタートさせる新入生を歓迎し、立命館大学・大学院入学式をそれぞれのキャンパスで挙行します。

 なお、さまざまな事情により、キャンパスで出席できない新入生や、保護者・ご家族・ご友人等の皆様、在校生に向けて、式典の様子をインターネットでライブ配信します。(ライブ配信の映像は、式典終了後もオンデマンドで視聴可能です。)

詳細は、立命館大学HPのお知らせをご覧ください。

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2021.03.05 education

2020年度 立命館大学卒業式・大学院学位授与式の実施について(2021年3月実施)


2020年度の立命館大学卒業式・大学院学位授与式は、十分な感染防止策を講じ、出席者を卒業生・修了生に限定した上で、それぞれのキャンパスで対面により実施致します。
同時に、さまざまなご事情により、キャンパスで出席できない卒業生・修了生や、卒業生以外の保護者・ご家族・ご友人等の皆様、在校生に向けて、式典の様子をインターネットでライブ配信します。(ライブ配信の映像は、式典終了後もオンデマンドで視聴可能です。)

2021年3月22日(月)スポーツ健康科学部・研究科 10:00開式 10:30終了 BKCジムにて

詳しくは立命館大学HPのお知らせをご覧ください。


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2021.03.04 research

産経新聞連載コラム【スポーツ・健康のいま】⑤村上教授


産経新聞WEB版および紙面(滋賀版)にスポーツ健康科学部教員による記事が連載されることになりました。

<記事引用>
東京五輪・パラリンピックを前に、注目が集まるスポーツや身近な健康に関する最先端の話題を立命館大スポーツ健康科学部(滋賀県草津市)の専門家が分かりやすく紹介する。

第5回目は、村上晴香教授による「【スポーツ・健康のいま】運動しないのは遺伝子のせい!?」です。

今後もご期待ください!


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2021.03.01 research

第1回ASCオンライントークイベント『トレーニングで変わる?睡眠の質』開催のご案内


ASCでは「低酸素環境下における運動が睡眠に与える影響」に関する臨床試験を実施、その研究結果の発表に合わせ、3月10日(水)にオンラインでスペシャルトークイベントを開催いたします。 

今回のイベントは、現代人にとって最大の関心事の1つとなっている「睡眠」に対して、低酸素環境下トレーニングを取り入れることで期待できるさまざまな効果、低酸素環境下トレーニングと睡眠の関係を、書籍『スタンフォード式 最高の睡眠』の著者であり、世界的な睡眠研究の権威である西野精治教授とトレーニング科学を専門に低酸素トレーニングの研究で著名な立命館大学スポーツ健康科学部 後藤一成教授、さらにはASC会員を代表し2010年ミスインターナショナル日本代表、世界大会4位の金ケ江悦子氏が語りつくすトークイベントとなります。 

睡眠や低酸素トレーニングに興味をお持ちの方など、無料でどなたでもご視聴できます。 

トークイベントの最後には、睡眠やトレーニングに役立つスペシャルなグッズをプレゼントするコーナーも準備しております。 

お友達やご家族お誘いあわせの上、一人でも多くの皆さまのご参加をお待ちしております。 

■イベント情報 

テーマ:『トレーニングで変わる?睡眠の質』

日付:2021年3月10日(水) 

時間:18:00~19:00 

場所:オンライン(Zoomウェビナー) 

定員:先着300名(事前申込制) 

参加費:無料 

申込締切:2021年3月8日(月) 24時


■お申込み方法 

・事前申し込み制となります。 

・個人情報取扱管理につきまして、こちらよりご確認いただき、同意いただける方は「チケットを申し込む」へお進みください。 

※個人情報は、当イベント参加のご案内通知に利用します。 

※ご応募に伴う一切の個人情報は、イベント終了後責任をもって削除します。 

 「チケットを申し込む」←PeatixにリンクURL→ https://asc-webiner210310.peatix.com

■その他 

・Zoomを利用したオンラインイベントとなり、「Zoom」ソフトをダウンロードできる方が対象となります。 

・お申込みは、先着順となります。 

 先着順で受付させていただき、ご参加が確定の方にはURLを送付いたします。 

・プレスリリース

https://corp.asics.com/jp/press/article/2021-03-01

・イベント情報

https://sports-complex.asics.com/news/2021/0301-1.html

【お問い合わせ】 
ASICS Sports Complex TOKYO BAY 

TEL:03-5547-4558 
Mail:ajp-asics-sports-complex@asics.com 
Web site:https://sports-complex.asics.com/



(ニュース)20210301-2


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2021.03.01 research

産経新聞連載コラム【スポーツ・健康のいま】④田畑教授


産経新聞WEB版および紙面(滋賀版)にスポーツ健康科学部教員による記事が連載されることになりました。

<記事引用>
東京五輪・パラリンピックを前に、注目が集まるスポーツや身近な健康に関する最先端の話題を立命館大スポーツ健康科学部(滋賀県草津市)の専門家が分かりやすく紹介する。

第4回目は、田畑泉教授による「【スポーツ・健康のいま】きつい運動に休息を挟むHIIT」です。

今後もまだまだ続きます。ご期待ください!


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2021.02.22 research

産経新聞連載コラム【スポーツ・健康のいま】③後藤教授


産経新聞WEB版および紙面(滋賀版)にスポーツ健康科学部教員による記事が連載されることになりました。

<記事引用>
東京五輪・パラリンピックを前に、注目が集まるスポーツや身近な健康に関する最先端の話題を立命館大スポーツ健康科学部(滋賀県草津市)の専門家が分かり
やすく紹介する。

第3回目は、後藤一成教授による「【スポーツ・健康のいま】エネルギー不足の運動で鉄欠乏のリスク」です。

今後もご期待ください!


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2021.02.19 education

岡山大学主催シンポジウム SGU×SDGs Beyond2030


2021年3月5日に岡山大学主催シンポジウム SGU×SDGs Beyond2030が開催されます。

2021年3月5日(金)13:30~16:00
オンライン形式(無料)
伊坂 忠夫 立命館大学副学長が第2部パネリストで参加されます。
第3部は歌手AIさんのメッセージを含めてOne Young Worldのセッションがあります。
生徒、学生、院生のみなさん、是非ご参加ください!

https://www.sgu.ccsv.okayama-u.ac.jp/news/833.html?fbclid=IwAR32G3Pue0sleLa-4Fp-zNQAhQzb3gJiE1IH3TGSG0xNBrARtdkyz_TAZQE


(ニュース)20210219-2

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2021.02.19 research

本研究科博士課程前期課程1回生道羅絢斗さんの研究が「Heliyon」に原著論文として掲載されることが確定しました.


スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程1回生 道羅絢斗さんが, スポーツ健康科学部・同研究科菅唯志助教, 塚本敏人助教, 橋本健志教授, 伊坂忠夫教授, 北翔大学・生涯スポーツ学部高田真吾先生と共同まれた研究論文Heliyonに原著論文として掲載されました.

 

近年,運動により人々の「生活の質」に大きく関連する認知機能を向上・改善できることが明らかにされています.本研究グループもレジスタンス運動後の認知実行機能の改善程度を検討した結果, 低強度運動に比べ高強度運動でその効果はより高まることを明らかにしています(Tsukamoto et al. PLoS One, 2017).しかしながら,高強度レジスタンス運動は,高齢者や有疾患者に施行することがしばしば困難です.一方で,スロートレーニングと呼ばれるレジスタンス運動は高齢者や慢性疾患者でも安全に実施できる効果的なレジスタンス運動として期待されています.スロートレーニングは低速度で運動を実施するため,筋骨格系や心血管系にかかる負荷が比較的小さいとされています.また,低速度で運動を行い,筋発揮張力を維持することでトレーニング効果を高めます.実際に,低強度レジスタンス運動であってもスロートレーニングを用いることで筋肥大・筋力増強効果を得られることが明らかにされています.本研究では,一般的な運動速度(拳上(コンセントリック)局面1, 下降(エキセントリック)局面, 脱力局面1秒)での低強度レジスタンス運動(最大挙上重量の30%)とスロートレーニング(拳上(コンセントリック)局面3, 下降(エキセントリック)局面, 1秒維持(アイソメトリック))を用いた低強度レジスタンス運動をそれぞれ実施した後の認知実行機能を比較しました.その結果,両条件とも認知実行機能は亢進しました.しかし,その認知実行機能の亢進が認められた時間はスロートレーニングを用いることでより持続しました.したがって本研究の結果は,スロートレーニングを用いた低強度レジスタンス運動は筋機能および脳機能の双方を効果的・効率的に向上させることができ,且つ幅広い人々が実施可能な汎用性の高い運動処方となる可能性を示唆しました.


https://www.cell.com/heliyon/pdf/S2405-8440(21)00366-2.pdf

(ニュース)20210219-1

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2021.02.16 education

正しく恐れて教育研究・学生生活を充実させよう―新型コロナウイルス感染症


伊坂 忠夫 立命館大学副学長と伊東 宏 立命館保健センター所長との対談を通じて、新型コロナウイルス感染症について理解を深めることができる動画です。
 教育研究活動・学生生活を充実させるためにも新型コロナウイルス感染症を正しく理解し、感染拡大防止策を徹底しましょう。




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2021.02.13 research

YMFSスポーツチャレンジ研究助成に3名が採択されました!

公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団(YMFS)
2021年度 スポーツチャレンジ研究助成部門で
本学関係者3名が採択されました!



奨励部門 (大学院生)
林 七虹
スポーツチャレンジ研究助成/第15期生
ランニング運動時の衝撃と運動誘発性の溶血の関連


基本部門(若手研究者)
助教
塚本 敏人
スポーツチャレンジ研究助成/第15期生
競技終盤に低下する状況判断能力を改善するための新たなチャレンジ;運動・栄養生理学によるアプローチ


専門研究員
前大 純朗
関節トルクが最大となる関節角度は筋肥大のための至適なトレーニング実施角度となりうるか?


おめでとうございます





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2021.02.12 research

産経新聞連載コラム【スポーツ・健康のいま】②長野教授


産経新聞WEB版および紙面(滋賀版)にスポーツ健康科学部教員による記事が連載されることになりました。

<記事引用>
東京五輪・パラリンピックを前に、注目が集まるスポーツや身近な健康に関する最先端の話題を立命館大スポーツ健康科学部(滋賀県草津市)の専門家が分かり
やすく紹介する。

第2回目は、長野明紀教授による「【スポーツ・健康のいま】フォームから見るランニング」です。

今後もまだまだ続きます。ご期待ください!


掲載URL
(ニュース)20210212-1


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2021.02.10 education

真田樹義教授の記事がアエラ’21.2.15 No.7に掲載されました


アエラ’21.2.15 No.7「現役世代こそフレイル予備軍」にスポーツ健康科学部教員による記事が掲載されました。

AERA dot.」(電子版)でも閲覧できます。

https://dot.asahi.com/aera/2021020900052.html?page=1


<記事引用>

サルコペニア対策を40歳前後から始めることを推奨するのが、立命館大学スポーツ健康科学部の真田樹義教授だ。

「いずれは誰もがメタボ対策からサルコペニア対策にシフトチェンジしなければならないときがきます。このタイミングは人によってばらばらなのです。」

「メタボタイプ」か「サルコペニアタイプ」かの簡単な問診チェックができます。

 

2021215日号

(ニュース)20210210-1


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2021.02.05 research

産経新聞連載コラム【スポーツ・健康のいま】①橋本教授


産経新聞WEB版および紙面(滋賀版)にスポーツ健康科学部教員による記事が
連載されることになりました。

<記事引用>
東京五輪・パラリンピックを前に、注目が集まるスポーツや身近な健康に関する
最先端の話題を立命館大スポーツ健康科学部(滋賀県草津市)の専門家が分かり
やすく紹介する。

第1回目は、橋本健志教授による「【スポーツ・健康のいま】「乳酸」は競技力
向上の源」です。
今後の連載についてもご期待ください!

掲載URL

(ニュース)20210205-1

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2021.02.05 research

2021/2/4 本学部教授・橋本健志先生らの研究が「Scientific Reports」に原著論文として掲載されました。


本学部教授・橋本健志先生が、理工学部教授の小西聡先生と共同で取り組まれた研究が「Scientific Reports」に原著論文として掲載されました.

 

米国環境保護庁が2035年までに哺乳類の実験使用中止を発表しており、これまで創薬分野、医学・生理学分野や食品科学・栄養科学分野において用いられてきた動物実験の代替手段が求められてきています。実際、ナノマイクロテクノロジーを活用したオンチップ培養細胞組織・臓器(OoC)研究が活発になってきています。ただ、これらの国内外の研究の大部分が、OoCのモニタリング分析やその自動化に主眼を置いているのに対し、本研究は、モニタリング情報のOoCの制御への活用に着目したものになります。

本研究で取り扱った細胞は、脂肪細胞と骨格筋細胞です。脂肪細胞中には脂肪滴と呼ばれる中性脂肪の貯蔵庫が存在し、食事(主に糖質)摂取により分泌されるインスリンによって中性脂肪は合成され、脂肪滴に蓄積します。一方、運動時などは、アドレナリン分泌によって(中性)脂肪分解が進み、脂肪滴が縮小化します。本研究では、こうした生体での生理反応を薬理(インスリンとアドレナリン)刺激によって模倣し、脂肪滴の大きさの増減を制御しました。そして、画像情報により脂肪滴サイズをコンピュータ解析し、結果を薬剤刺激にフィードバックするシステムを世界で初めて構築しました。これにより、どのような外的刺激(栄養過多など)が脂肪合成を高めてしまうのか、また、それを抑制するにはどの程度の脂肪分解刺激(運動など)が必要なのかが明らかになります。

また、骨格筋細胞には、電気刺激を印加して筋収縮(運動)を誘発し、産生された乳酸をモニタリングしました。このデバイスは、微細流路、バルブやポンプ等の流体制御デバイスによる自動培地交換、生化学センサによる様々なモニタリング技術が集積されたものになります。ナノマイクロテクノロジーを専門とする小西教授と、細胞の代謝制御機構を専門分野とする橋本教授の融合知により得られた研究成果は、今後、さらなる高度化を経て、新規animal freeな次世代生体反応検証モデルとして活用されるものと期待されます

 

Cell and tissue system capable of automated culture, stimulation, and monitor with the aim of feedback control of organsonachip. Satoshi Konishi, Takeshi Hashimoto, Tsubasa Nakabuchi, Takatoshi Ozeki, Hiroki Kajita. Scientific Reports.

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2021.01.21 research

「外出自粛で認知機能が低下? 新しい生活様式に取り入れるべき運動習慣とは」(橋本健志教授)【shiRUto掲載】


本学メディアshiRUtoに橋本先生の研究が取り上げられました(2020/12/29付)。


「外出自粛で認知機能が低下? 新しい生活様式に取り入れるべき運動習慣とは」

https://shiruto.jp/life/2489/

 

shiRUtoとは…教育・研究から得られる知の数々が私たちや社会とどう関わっているのかを、ビジネス、テクノロジー、グローバル、ライフ、スポーツ、カルチャーの6つの視点で取り上げます。

世界を、日々の生活をよりよくする、明日のビジネスを考える、新たなイノベーションを起こす、そんなきっかけを生み出すメディアとなることを目指します。

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2021.01.14 education

スポーツ×栄養で地域スポーツクラブを通じた『ひとづくり』


 2021年1月14日の「スポーツ栄養教育学」の授業に、三重県のNPO法人スポーツクラブどんぐりにて理事兼運営責任者をされている薮中一真氏をお招きし、スポーツビジネスの観点からの「スポーツ×栄養で地域スポーツクラブを通じた『ひとづくり』」というテーマでご講演いただきました。今回の講演では、クラブでの食育に関する取り組みや、ビジネス運営について伺えました。

 食育としては、正しい食習慣をつけるために知識だけでなく、意識を高める取り組みを行いその効果(選手の身長・体重の変化)を検証することで、意識の重要性が明らかになった仰っていました。
このようなサッカーだけでなくその他の活動を行うことは、個々の選手が活躍する場をつくり、選手が「どうなりたいか」を考えることを大切にでき、いきる力(生きる・活きる)トレーニングとなっているそうです。結果として、練習量は決して多くなくても、OG・OBからプロ選手が3名排出され、ほとんどの選手が高校においてサッカーを継続し試合で活躍しているそうです。

 さらにビジネスとしては、コロナ禍で浮き彫りになったスポーツ産業の現状を踏まえた、今後のビジネスモデルの展望も伺えました。今進めている事業のなかで、コミュニティづくりとして「どんぐりパーク」子ども専用のスタンドのあるスタジアムを建設中であることも紹介していただきました。スポーツをどのようにビジネスをしていくかを考えていくきっかけとなりました。

 やりたいことをやるでなくても夢の解像度が低くても実現でき、仕事以外でも得られることはたくさんあること、続けること、働き方に生き方を侵食されず自分の幸せも大切にすることが大事であるとメッセージをいただきました。

 今回地域スポーツクラブスタッフとしての小学生選手や地域への関わり方の事例をうかがえたことは、今後就職活動を進めていく3回生にとって、進路に関する視野を広げる機会となったと思います。

(ニュース)20210114-1

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