身近な「食」からスポーツにアプローチする
身近な食に興味を持ち、ゼミでスポーツ栄養学と栄養教育学を学んでいます。私は主にアスリートに関する栄養面のサポートに注力していますが、スポーツ栄養学は幅広い年齢層の人々の活動に応用が可能な学問です。
スポーツ健康科学部にはきれいなアイランドキッチンを備えた栄養調理実習室があり、下宿先では実践できない調理も行うことができます。同じゼミにはビール酵母や柔道の減量方法について調べるなど、食にまつわる研究をしている学生が多く、私を含め彼らのほとんどが学部に入ってから自分のやりたいことを見つけています。学びの自由度が高く、進路が多様なのもこの学部ならではの特徴です。「素麺」で食生活の向上と地元の活性化に貢献したい
下宿で自炊をするうちに朝食の重要性を感じるようになったこと、そして出身地が素麺の生産地であることから、卒業論文は「朝食における素麺の可能性」にしようと考えています。朝食を食べていない下宿生は多く、そうした習慣がなぜついてしまうのか、ずっと疑問に感じていました。また、ゼミでびわ湖プリンスホテルにあるレストランの地産地消メニュー開発に携わっている経験も活かし、地元の素麺の可能性を探求し、若年層の朝食に活かすことができればと考えています。
アスリートであっても、そうでなくても、朝食を摂ることは大切です。この研究を進めることで、それぞれの地域の「幸せな朝ごはん」につながれば、と思っています。
※インタビュー及びプロフィールは、取材をした2023年5月時点の内容です。
PROFILE
岡橋 未来
スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科 4回生