かる頃、スポーツ社会専攻では同専攻や学部共通のゼミ
に所属する3・4回生を中心に合同研究発表会を開催し
ています。
今年度は11月24日(土)に開催され、朝から9時間の
長丁場ではありましたが、会場の準備や司会進行、後片
付けに至るまで、学生たちがゼミ長を中心に優れたマネ
ジメント力を発揮し、すばらしいイベントとなりました。
本企画は、①基礎演習やゼミといった小集団演習の活
動の報告・情報共有を行いスポーツ社会専攻の学びの深
化を図ること、②ゼミ間の垣根を越えた発表会での討論
を通じて、各ゼミ間のつながりをつくること、③卒業論
文の執筆に向けて個人やグループの研究を深化させるこ
と、を大きな目的としています
当日は、専攻長による開会のあいさつからはじまり、
全体で22組の発表がありました。その内容は、e スポ
ーツの興隆の背景を探る研究から、新しいスポーツを創
作する取り組み、インクルーシブなスポーツイベントの
実態調査、J リーグのクラブと地域アイデンティティの
関係、サッカーにおける対物認知や予測のメカニズムな
ど多岐にわたり、ゼミや研究の多様さや幅広さを表して
います。
今年度は、少ないながらも1回生や2回生の参加者も
みられ、下回生が1、2年後の研究を具体的にイメージ
できる機会をつくれたことは、これから卒業研究が必修
化される中で大切な意味を持つと考えられます。また、
今年はそれぞれの研究発表の際も活発な質疑応答がなさ
れ、たいへん有意義かつ賑やかな会でした。
文責:スポーツ社会専攻 松島剛史(准教授)