2012年度漆原ゼミ卒業研究発表会を開催しました!(スポーツ社会専攻)

Posted on 2013.02.20

スポーツ社会専攻漆原ゼミでは、例年2月上旬に卒業研究発表会
を開催しています。本年度は、衣笠キャンパス以学館にて、
学内外の関係者40名以上が集まって開催されました。

発表会では、3期生にあたる4回生11名による卒業研究成果の発表
と3回生8名による卒業研究計画の発表に加え、ゼミ出身の大学院
生による発表も行われました。3回生による卒業研究計画発表では
ポスターを使って、現代社会のどのような問題に関心を持ち、
どのような立ち位置から研究を進めていくのか、具体的な方法を
含めて発表が行われ、先輩達からは、より計画を具体化、充実化
するために、するどい指摘、質問が行われました。

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続いて、卒業研究発表では、スライドを使って各自の2年間の
ゼミ活動、さらにいえば大学生活全体の集大成としての研究成果
を丁寧に発表しました。テーマは、子どもの遊び場や高齢者、創
造性を育む教育、投動作の調整力、女子中学生の体育への意識、
化粧の意味、聴覚障害など、多様なものでしたが、それぞれに現
代社会の諸問題に根差した問題を実際の調査、実験によって検証
した成果が紹介されました。発表後の質疑では、卒業生や後輩た
ちを中心に幅広い議論が行われました。

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3回生時に計画した研究が予定通り進まなかったり、予想した仮説
が証明できなかったり、と決して順調に進んだ研究ばかりでは
なかったようですが、そうした予定通りには進まないことに対応
した経験も社会に出てから、きっと役立つことと思います。

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発表会終了後は、歴代の卒業生も参加して送別会兼同窓会が行われ、
同じ世代同士ではもちろんですが、世代を超えた交流が行われ、
大いに盛り上がりました(校友会HPにも紹介されています)。
産業社会学部で学んだ学生たちがゼミという場を通してつながり、
年々そのつながりが大きく、多様になっていくことが、今後楽しみ
です。

 

 

 

「第7回 京北・納豆フォーラム」が開催されました!

Posted on 2013.02.15

産業社会学部が、NPO法人フロンティア協会(右京区)と
上野農園(右京区)、(株)森口加工食品と協定を結び
行っている、京都市右京区京北地域の活性化プロジェクト
「京北プロジェクト」の活動報告会「京北・納豆フォー
ラム」が、2月10日に右京区役所にて行われました!

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京北地域は京都市内の中山間地であると同時に、わらで
つくる「わらつと納豆」の発祥の地と言われています。
京北プロジェクトでは、農作業や子どもたちとのわらつと
納豆づくりのイベント、売り上げの一部がまちづくり基金
となる「京北・りつまめ納豆」の発売を通じて、京北地域
の活性化のための取り組みを通じたアクティブ・ラーニン
グを実践的に行っています。
7回目を迎える「納豆フォーラム」では、「みんながつな
がる納豆型社会をめざして」をテーマに、右京区の藤田区
長のご臨席のもと、教員・院生・学生が右京区と納豆の歴
史、京北プロジェクトの今年度の活動、りつまめ基金を通
じたこれからの地域づくりについて、右京区の皆さんに
ご報告しました。

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「りつめいかん」の納豆である「京北・りつまめ納豆」は、
京都市内の百貨店・スーパーでお求めいただけます。取り
組みについてもぜひホームページをご覧ください!

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■京北・りつまめ納豆公式HP(「りつまめ」で検索!)
http://www.ritsumame.jp/

■京北プロジェクトFacebookページ
http://www.facebook.com/keihoku.project

 

 

 

子ども社会専攻小学校教員養成課程にて「第4回PSTソーシャルランチ」が開催されました!

Posted on 2013.02.12

1月16日~18日の3日間に渡り開催してきた「2012年度PSTソーシャル
ランチ」が、2013年2月1日(金)最終回を迎え、多くの4回生・卒業
生を招いて盛大に開催されました。
(主催:小学校教員養成課程サポートセンター)

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産業社会学部子ども社会専攻では、社会学系学部として様々な
角度から「子ども」を学ぶと同時に、小学校教諭一種免許を取得
することができます。現在も多くの学生たちが教職課程を履修
していますが、免許を取得しつつも教育関係以外の進路を選択
する学生もいます。そこで、様々な進路を選択した4回生・卒業
生を招き、大学4年間の軌跡や経験談を語っていただきました。

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後半は、各ブースに分かれ、軽食をとりながら懇談しました。
先輩たちから教員採用試験に向けた勉強法や就職活動へのアド
バイスをいただきました。

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参加した在学生からは「もっと自分を見つめなおそうと思った」
「先輩たちも同じような悩みを抱えていたと知って安心した」
といった感想が寄せられました。
これから進路を決定する在学生にとっては、普段なかなか会う
ことのできない先輩たちからじっくりと話を聞くことができ、
大変有意義な時間となったようです。

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これからも、子ども社会専攻からたくさんの可能性が生まれる
ことを願っています。

 

 

 

韓国の2大学と学部間の学術交流・協力協定書 締結調印式を実施しました!

Posted on 2013.02.08

産業社会学部と大学院社会学研究科は、このたび、西江(ソガン)
大学コミュニケーション学部・言論大学院および漢陽(ハニャン)
大学スポーツ産業学科・大学院グローバルスポーツ産業学科との
あいだで学術交流・協力協定書を締結し、去る1月29日(火)と
2月7日(木)、衣笠キャンパスにおいてそれぞれ調印式を実施し
ました。調印式では、西江大学より金忠鉉学部長、漢陽大学より
曺聖植学科長を迎え、有賀学部長が学部を代表して協定書に署名
を行いました。

産業社会学部では、夏期休暇期間中に短期間、両大学にそれぞれ
学部生を20名規模で派遣し、西江大学とは2011年度から比較メデ
ィアをテーマとして、漢陽大学とは2012年度からスポーツ文化・
産業をテーマとして、学部生同士の合同セミナーを実施しています。
日韓の学生が共通テーマのもと学習し、Face to Faceでお互いに
忌憚のない意見を交換できる、合同セミナーという場は、両国の
社会・文化の相互理解を促進するとともに、参加者の専門的学び
をさまざまな意味で深めることが期待されます。今回の協定書締結
を機に、本学からの派遣だけではなく、韓国からも学生を受け入れて
日本で合同セミナーを開催するなど、本格的な相互交流プログラム
の実現を目指すことが確認されました。

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<1月29日(火)西江大学との調印式>

 

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<2月7日(木)漢陽大学との調印式>

 

 

 

民俗文化復興運動・ターンツハーズ運動40年ハンガリー農村の舞踊と都市における再生(スポーツ社会専攻)

Posted on 2013.02.01

2013年1月19日(土)スポーツ社会専攻「連続講義シリーズ」の
3回目の企画として、「民俗文化復興運動・ターンツハーズ運動
40年 ハンガリー農村の舞踊と都市における再生」が立命館大学
充光館301号にて開催されました。当日は、学生だけでなく地域
の方々の参加もありました。

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スポーツ社会専攻の遠藤先生が司会を務め、開催された今回の
講義テーマである「ターンツハーズ運動」とは、ユネスコの無形
文化遺産にも指定されている、ハンガリーの民俗舞踊の復興運動
のことを言います。
ハンガリーの農村には、年中行事や通過儀礼に伴い、また日常生
活における娯楽の一環として、民族舞踊を踊る伝統がありました。
しかしながら、生活の都市化、近代化が進行する中で、伝統的な
踊りの機会は減少してしまいました。この民族舞踊の重要さに気
が付いた人々がターンツハーズ運動をお越し、民俗舞踊は今日ま
で継承されています。
演者による演奏とダンスで始まった当日の講義では、トランシル
ヴァニア出身の民族舞踊継承指導者と舞踊専門家による舞踊の実
演、ターンツハーズ運動を草創期から支え続けている演奏家によ
る演奏が行われ、ホール内は美しい音色に包まれました。

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その後、トランシルヴァニア地方の生活と舞踊に関する写真を用
いた講演がなされ、ターンツハーズ運動の歴史や、都市における
実践的な民族文化保存・振興の一つの好例であるターンツハーズ
運動と、その規範となった農村の生活について学ぶことができま
した。
また、講義の最後には、演奏で使用されたハンガリー伝統の楽器
を参加者が演奏したり、一緒になって演奏に合わせてダンスを踊
ったりと貴重な体験を積むことができました。

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今回講義へ参加した、スポーツ社会専攻2回生の小泉和也さんは
講義の感想を「ハンガリーの農村において、唯一の娯楽である民
俗舞踊が年中行事や通過儀礼においていかに重要なものであるの
かが分かった。今回の公演を見て、本当に楽しそうにされていて、
見ている自分もリズムにのってしまった。一度失いかけていた伝
統を復活させる運動と努力は本当にすごいと思うし、日本にも伝
統的なものはたくさんあると思うので、このような成功例から学
ぶことは多いと思う。」と語ってくれたように、講義は参加者に
新たな気づき、学びを与える場となりました。
今回の講義が、スポーツ社会専攻企画連「続講義シリーズ」の最
後の企画となりましたが、今後もスポーツ社会専攻では、地域や
学外の方々と連携し、今日多様な側面を持つスポーツを多角的に
捉えることができる場を企画していきます。

 

 

 

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