「読売スポーツ社会学講座」にてロンドンパラリンピック女子ゴールボール日本代表の安達阿記子選手が講義を行いました!

Posted on 2012.12.25

12月17日(月)、「読売スポーツ社会学講座~スポーツ報道の
射程―イギリス・ロンドン夏季オリンピック大会等を題材に~」
の授業へロンドンパラリンピック女子ゴールボール金メダリスト
の安達阿記子選手が特別ゲスト講師として来校しました。当日、
教室に集まった約270名の学生は、普段交流することのないパラ
リンピックメダリストからの講義を食いいるように聞いていました。

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<女子ゴールボール日本代表 安達阿記子選手>

 

この「読売スポーツ社会学講座」は、スポーツという文化を複眼的
に捉えることを目的に掲げ、スポーツ選手、新聞記者、アナウンサ
ー、番組プロデューサー、解説者など第一線で活躍されているゲス
ト講師の方々と産業社会学部の教員がリレー講義形式で授業を進め
ます。
今回、特別ゲスト講師として来校された安達選手の講義では、普段
はなかなか聞くことの出来ない、障害者スポーツの実情をトップア
スリートの視点から聞くことができ、大変貴重なものとなりました。
また、ゴールボールのプレー環境、支援体制から日本の障害者スポ
ーツの抱える課題を説明してくださり、ゴールボールをプレーする
上で忘れてはならない「思いの共有、コミュニケーション、心の声
を出す」といったチームメイトとの絆について自身の想いも語って
くださいました。
講義の冒頭では、安達選手が金メダルを獲得した女子ゴールボール
決勝戦の映像が流されました。学生の大半がゴールボールを初めて
見たとのことでしたが、安達選手が決勝ゴールを挙げた瞬間は教室
全体が盛り上がりを見せました。また、ゴールボールの詳しいルー
ルや選手が体験したエピソード等が話され、学生にとって障害者ス
ポーツがより身近なものに感じられる講義となりました。

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また、安達さんが講義中に語ってくださった、「夢は思い続け、言
葉に出し、諦めず、行動し続けることによって必ず実現できる。」
という想いは、多くの学生の胸にも届いたことと思います。
講義後には、安達選手がロンドンで獲得した金メダルが学生に公開
され、多くの学生が実際にメダルを手に取ったり記念撮影をするな
ど積極的な交流が取られました。
講義に参加したメディア社会専攻の宗前健輔さんは「障害者スポー
ツについてはパラリンピックを知ってる程度でなかなか詳しく知る
機会がなかったが、今日の講義を通じてその実情を知ることができ
ました。今までの講義は、健常者のスポーツを取り巻く現場やアス
リート、メディアの声が中心でしたが、今回の講義では新しい視点
からスポーツを見つめることができたと思います。実際にゴールボ
ールの試合を見て多くの学生が熱中していましたし、障害者スポー
ツも多くの人を惹きつける魅力があるのでメディアがもっと情報を
発信すべきだと思いました。」と感想を述べてくれたように安達さ
んの講義は大変実りある講義となりました。

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スポーツ社会専攻では、今後もゲスト講師をお呼びして、スポーツ
現場からの生の声を知るきっかけを設けていきたいと思います。

 


 

「地方の時代映像祭」にて産業社会学部生が優秀賞を授賞しました!

Posted on 2012.12.21

プロ・アマを問わず地域の課題や文化を映像で表現し論じ合う
「地方の時代映像祭」(主催:NHK、日本民間放送連盟、関西
大学、吹田市、日本ケーブルテレビ連盟)が、 11月17日(土)
~22日(木)、関西大学千里山キャンパス内で開催されました。
一極集中・商業主義的な映像文化のあり方に対して、多様な地
域文化の再生をめざそうという神奈川県と川崎市の呼びかけで
1980年にはじまり32回目となる今年の映像祭には、222本の作品
が集まりました。

未曾有の東日本大震災をふまえた今年度は、特に震災や原発関
連の出品作に注目が集まりましたが、本学産業社会学部4回生・
奥村俊樹さん(津田正夫ゼミ)が制作した『流された思い出』 が
「市民・学生・自治体部門」で優秀賞に選ばれました。

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<メディア社会専攻4回生 奥村 俊樹さん>

 

これは被災した福島県相馬市に入りこんで、津波に流されながら
回収された泥だらけの写真を洗浄し、記憶を家族の手元に返す
地味な作業を記録したドキュメンタリーです。初日の17日、ゼミ
生も出席する中で授賞式が行われました。審査員の一人橋本佳子
さんからは「余分なナレーションや説明を一切省いていながら、
被災地の空気を過不足なく伝えている秀作」と評価されました。
なお映像祭全体のグランプリには『イナサがまた吹く日~風寄せ
る集落に生きる~』(NHK仙台放送局)が選ばれました。

映像祭ではこのほか、放送局部門、ケーブルテレビ部門、高校生
部門からも日常の全国ネットのテレビでは見ることができない多
くのユニークな作品、地域の力作が選ばれ、上映され多彩なワー
クショップも開かれました。さらに福島県浪江町長・馬場有さん
らによるシンポジウム「フクシマとオキナワを考える」など、
今後の日本のありかたを考える多彩な企画が催されました。

津田ゼミの作品は京都市役所地下街の広場でも発表し、近鉄ケー
ブルテレビでも全作品が放送されています。
詳しくは以下URL(ゼミHP)に掲載しています。
https://sites.google.com/site/tsudasemi2011/work

 

 

キャリア形成特殊講義「キャリア探偵団」に D-PLUSが講師役で参加しました!

Posted on 2012.12.19

2012年11月12日(月)、キャリア形成特殊講義「キャリア探偵団」
の授業に、動画編集の講師役でD-PLUSが参加させていただきました。
D-PLUSとは、以学館デジタル工房所属の学生スタッフ団体で、PC
ラウンジの管理運営のほか、デジタル工房の施設やデジタル機器を
活用したデジタルコンテンツの制作や利用者からの相談サポートを
行っています。
「キャリア探偵団」では学生が各企業にインタビューに行き、動画
を撮影します。その動画の撮影・編集をサポートさせていただく私
たちD-PLUSの活動も、今年で3年目となりました。

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主な講座内容は、カメラを使っての録画方法や録画動画の取り込み
方や、Premiere Proという動画編集ソフトの基本的な使い方です。
テロップの挿入、動画のカットやBGMの挿入などの編集を進め、
動画を完成させました。昨年までより複雑なソフトを使用しての
講座となったため、リハーサルを重ね、D-PLUS作成マニュアルも
何度も練り直しました。当日は講座時間が足りなくなってしまう
アクシデントもありましたが、試行錯誤の甲斐もあって受講生の
皆様にはよい講座をお届けできたのではないかと思っています!

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受講生の皆様からはたくさんの好評の声をいただきました。
「わかり易く説明していただき、よく理解できた。今後の大学生活
で大きく役に立つソフトだと思うので、今日学んだことを忘れない
ようにしたい。」「実用的なムービーの作り方を教えていただけた
ので、とてもよかった。この講義をもとに素晴らしいインタビュー
動画を作りたい。」これからの活動に、今回の講座を活かしていた
だければ幸いです!
D-PLUSは、これからもさんしゃ生のクリエイティブな活動をサポー
トしていきたいと思っていますのでどうぞよろしくお願いします!

デジタル工房HPはこちら
https://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ss/d-portal/index.html

寄稿文担当:D-PLUS 現代社会専攻2回生 礒川咲里

 

 

 

産業社会学部遠藤ゼミによる卒業制作発表が開催されました!(スポーツ社会専攻)

Posted on 2012.12.17

11月26日(月)衣笠キャンパス以学館1号ホールにて産業社会学部
遠藤ゼミによる2012年度卒業制作発表「FANTASTIC!」が開催され
ました。

ゼミ生(パフォーマー)たちが繰り広げる奇想天外なショーでは、
ディズニーの世界が舞台となっており、ブレイクダンスやバトン
トワリング、ジャグリングなどをまじえながら、終始楽しい演技
が披露されました。

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大学生活の集大成とも言える卒業制作・・・
みんなで力を合わせ、盛況の中終えることができました。

 

 

 

産業社会学部アドバンストセミナー第2回が開催されました!

Posted on 2012.12.13

2012年12月6日(木)産業社会学部アドバンストセミナー第2回
が開催されました。産業社会学部アドバンストセミナーとは、
産業社会学会が始めた産社の新しい企画です。まだ研究を始め
ていない人は研究の世界と、研究を始めている人はいつもと異
なる研究の世界と、気軽に触れ合える場をつくり、学会員のみ
なさんに「さんしゃ」の持つ「学術的学際性」へと飛び込むき
っかけを提供します。

第2回目は人間福祉専攻 櫻谷眞理子教授が「児童養護施設で
暮らす子どもたち-虐待からの回復とアフターケアの課題-」
について研究成果を基にDVD映像等を交えながら、紹介して
くださいました。

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<櫻谷 眞理子 教授>

現在、児童養護施設の数は569にも及びます。そこで暮らす
子どもたちは全国に3万人。そのうち約6割は、被虐待体験を有
しており、頼る人、居場所もない現実に苦しむ子どもも多くい
ます。櫻谷教授はそんな子どもたちのアフターケアや施設退所
後の社会的な支援体制、セーフティネットの構築について研究
されています。

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児童養護施設で暮らす子どもたちは社会との絆をどう取り戻す
のか。そのためには、「愛着の形成」、「信頼感の獲得」が求
められることを学びました。
心の傷や辛さを克服するには多くの時間を要しますが、常に触
れ合い向き合うことが大切であると感じました。

なお、次回は12月14日(金)12:15~以学館地下多目的ホール
にて、社会学研究科博士課程 李恩敬さんによる発表が予定
されています。みなさまふるってご参加ください。
※参加された方には、おにぎりとお茶をプレゼント!

 

 

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