新入生の様子を紹介します~part1~

Posted on 2012.06.08

新年度を迎え、早くも二ヶ月が経過しました。昨年度に引き続き、
今年度も産業社会学部の新入生のみなさんがどのような気持ちで
立命館大学に入学し、どのような大学生活を送っているのか紹介
していきます。
第1回目はスポーツ社会専攻の田渕伸也くんです。

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<スポーツ社会専攻1回生 田渕 伸也くん>

 

Q.なぜ立命館大学を志望したのですか?
A.将来スポーツに携わる仕事に就きたいと考えているので、
大学ではスポーツに関することを専門的に学びたいと思って
いました。様々な大学パンフレットを見ていた中で、産業
社会学部にはスポーツ社会専攻があることを知り、以前より
入学したいと思っていた立命館大学を受験することを決め
ました。


Q.興味関心のある分野、学んでみたいことは何ですか?
A.2回生からはスポーツマネジメントやスポーツ産業、経営
など専門科目を中心に学びたいです。様々な知識を深めること
で、視野も広がると思うので、今のうちから本などで学習する
とともに興味を様々な分野に向けたいと思います。


Q.課外活動(サークル、ボランティア等)は何かしていますか?
A.現在は、高校時代から続けているハンドボールサークルに
所属しています。また、先日障害者シンクロナイズドスイミング・
フェスティバル
に参加し、運営・補助に携わりました。
授業だけではなかなか学ぶことができない、スポーツイベント
に今後も積極的に参加したいと思っています。


Q.基礎演習(小集団クラス)ではどんな事をしていますか?
  雰囲気はどうですか?
A.基礎演習の時間は、グループに分かれてプレゼンテーション
を行っています。テーマや発表形式など、すべて自分たちで手がけ、
毎週違うテーマに沿って発表をしています。フィードバック等も
しっかり行われ、数をこなす分だけプレゼンテーション能力の
スキルアップに繋がっているように感じます。また、クラスには
私と同じようにスポーツが好きな仲間が数多くいるので、同じ
目的意識を持って日々取り組むことができています。


Q.産業社会学部で今後チャレンジしたいことは何ですか?
A.様々な分野を勉強し、知識を深めることです。専門的な知識
を身につけることで、将来役立つことがあると思うので、今やれる
ことをしっかりとやり、吸収できるように頑張りたいです。
また、産業社会学部でたくさんの人と交流し、色々な事柄を共有
する中で、新たな価値観や考えも身につけられたらと思います。


Q.産業社会学部ってこんな学部
A.とにかく産業社会学部には自由な雰囲気があります。
自由とは、決して悪い意味ではなく、自分の意識次第で何事にも
チャレンジすることができるということです。
先生も学生も意欲的に授業に取り組んでいる印象です。


Q.母校の後輩、先生に一言メッセージをお願いします!
A.産業社会学部は社会学部という名の通り、社会全般について
幅広く学べます。今はまだやりたいことが明確でなくても、色々
なことを学ぶ上で、きっとやりたいことが見つかると思います。
まだ入学して二ヶ月しか経っていませんが、産業社会学部は色々
な事を発見できる場所だと感じています。

 

 

 

「国際平和ミュージアム」見学会~スポーツと戦争、震災と復興~(スポーツ社会専攻)

Posted on 2012.06.04

スポーツ社会専攻の基礎演習4クラスは、5月17日(木)の
(※)サブゼミの時間を活用し、昨年に引き続き「立命館
大学国際平和ミュージアム」(以下平和ミュージアム)の
共同見学会を実施しました。今回見学を行った平和ミュー
ジアムは、平和創造の面において大学が果たすべき社会的
責任を自覚し、平和創造の主体者をはぐくむために設立
された世界で唯一の「大学立の平和博物館」です。
平和ミュージアム内には、戦時中の人々の生活や、世界中
で今なお続く紛争等の戦地の様子を伝える品々が展示され
ており、見学に参加した学生からは、普段なかなか知る
ことのできない日本が参加した戦争の歴史、実情、背景を
学び、今後の「平和な世界」を実現するために私達に何が
できるのかを改めて考えさせられる機会となったという声
が寄せられました。
見学の前には、クラスごと先生から「スポーツと戦争」を
テーマに講義がなされ、スポーツは戦争から多大な影響を
受けて発展してきたという歴史的背景や、戦時中は、国民
意識の統制、健全な身体の生成、国威発揚にスポーツが
利用され、戦争という非常事態において多様な変容を遂げ
てきたことなど、学生たちは戦争とスポーツとの関係性に
ついての知識を深めることもできました。

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また今回の展示では、開設20周年記念展示「放射能と人類
の未来」と学生企画「わたしたちにできること~震災1年
を振り返って~」という記念展示の見学も行われました。
これらの展示は、2011年3月11日に起きた東日本大震災に
関連した内容で、学生たちは「放射能とはなにか」「被爆
からどのように身を守るか」「未来のエネルギーはどう
あるべきか」といった知識を学ぶことができました。また
、学生企画展示「スリランカからの贈り物~平和の祈り木
を咲かせよう~」は、スリランカの子どもたちが、2004年
に発生したスマトラ沖地震の記憶をもとに描いた絵画や、
日本への応援メッセージも展示されており、国境を越えて
励まし合う関係が築かれている事実に心を打たれる生徒の
姿も見受けられました。

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スポーツ社会専攻では今後も、次代をリードする若者の
育成のため、また多様な角度からスポーツを捉える機会を
創るために今回のような企画を行っていく方針です。

※サブゼミ:学生が主体的に活動する場として「基礎演習」
の後に「学び」と「自治」のために設けている時間。基礎
演習の授業に必要な報告準備などのグループの自主研究、
また学生自治のため学園祭準備、クラス合宿、交流レクリ
エーションなどクラス活動のためにも活用します。

 

 


 

第21回障害者シンクロナイズドスイミング・フェスティバル(スポーツ社会専攻)

Posted on 2012.05.28

スポーツ社会専攻では、現代社会におけるスポーツの場
に実際に携わり、スポーツの持つ意味や役割を肌で感じ
ることで、専攻での学びを深めたいという考えのもと
毎年課外活動の一環として障害者スポーツ大会における
ボランティア活動に取り組んでいます。
今年も、昨年に引き続き5月12日(土)、13日(日)に
京都市障害者スポーツセンターで開催された、「第21回
障害者シンクロナイズドスイミング・フェスティバル」
の運営・補助、ならびに前日準備にスポーツ社会専攻に
所属する1回生から4回生の有志学生約60名とスポーツ
社会専攻の教員4名が参加しました。

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この障害者シンクロは、男女・年齢・障害の有無に関わ
らず誰もができるシンクロナイズドスイミングを通じて、
障害の種別に関わることなくプールでの自己表現を可能
にしています。参加者にとって、このフェスティバルで
発表することは、自己の可能性にチャレンジすることで
あり、その演技は競技者だけでなく家族やチームの仲間、
観る者に感動を与えてくれるものであると言えます。
今大会には、北は北海道、南は愛媛県まで22チームが
エントリーし、ソロ、デュエット、トリオ、チームに
分かれて華麗な演技を披露してくれました。

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今回のボランティア活動に参加し、二日間にわたり受付
係を務めたスポーツ社会専攻1回生の菅洋介さんは「受付
で参加者の方々に大会への意気込みを伺ってみると障害
者の方も普通の人と変わらない高いモチベーションで
スポーツに取り組んでいると感じました。けれども、
障害者スポーツの現状としては、十分な資金、施設、
支援体制が整っておらず、スポーツがやりたくてもでき
ないという障害者の方が多くいると感じています。実際、
この大会にも日本中からチームが参加していますが、
その背景には地元では十分な施設、支援がなくシンクロ
をすることができないという現状があるのではないかと
思いました。」と今回のボランティアを通じて感じた
障害者スポーツの現状、問題点を語ってくれました。
今回、スポーツ社会専攻の学生が行なったボランティア
の内容は受付、進行、アナウンス、音響、式典・招集、
救助介護等多岐にわたりますが、参加した学生皆が力を
合わせ大会の成功へ大きく貢献しました。スポーツ社会
専攻では、今後もこの大会のボランティアを継続して
行っていく方針であり、授業だけではなかなか学ぶこと
のできない、スポーツイベントの運営や意義、役割を
ボランティアという形で身を持って経験してもらいたい
と考えています。

 

 


 

2012年度前期「デジタル/コンテンツ文化・産業論Ⅰ」第4回講義が開講されました!

Posted on 2012.05.24

今年で開設9年目を迎える音楽関連団体共同寄附講座「デジタル/
コンテンツ文化・産業論」は、一般社団法人コンサートプロモー
ターズ協会、一般社団法人日本音楽出版社協会、一般社団法人
日本レコード協会、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会・
実演家著作隣接権センターの4団体の寄附により運営が成り立つ
講座で、音楽評論家の反畑誠一客員教授のコーディネートによって
、コンテンツ産業界の最前線で活躍されている諸氏をゲスト講師と
して招聘するリレー形式の授業です。この科目では、デジタル化と
インターネットがもたらした文化・産業の構造変化を多角的に現状
分析・認識し、次世代の方向性を研究することを課題としており、
コンテンツビジネスやエンタテインメントビジネスに関心を持つ
定員400名の学生が受講しています。

4月27日(金)に行われた第4回講義では、株式会社実業之
日本社マーケティング部/コンテンツ事業部主任として、
電子書籍の企画に携わり、出版産業の最前線でその発展に
尽力される宮田和樹氏をお招きし、出版社の権利ビジネスと
読書の未来について講義が行われました。

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<株式会社実業之日本社マーケティング部/
         コンテンツ事業部主任 宮田和樹先生>

 

ご講義ではまず、出版市場の現状について、その実態や課題
を詳細なデータを用いて分かりやすくご説明いただきました。
近年減少を続けている出版市場の要因の一つに、「読者=
消費者の時間とお金が携帯やネットに移動したこと」が大きく
関係しており、利用時間の急増しているスマートフォンや電子
書籍との融合が今後の出版産業において重要なポイントとなる
ことを示しました。また、電子書籍を普及させるための課題と
新しい本の可能性について解説いただき、学生は新たな視点で
出版産業について見つめ直す機会となりました。

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さらに、出版社の権利ビジネスに関する二つの事例を通して、
権利ビジネスの可能性や新たな著作権保護のあり方について
お話しいただき、学生に今後の出版産業の展望を考えるヒント
を示しました。学生は出版産業の最新の実態をリアルタイムで
学び、出版ビジネスにおいて「創造的に考える視点」が今後
ますます求められていることを痛感しました。

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2012年度前期「デジタル/コンテンツ文化・産業論Ⅰ」第3回講義が開講されました!

Posted on 2012.05.23

今年で開設9年目を迎える音楽関連団体共同寄附講座「デジタル/
コンテンツ文化・産業論」は、一般社団法人コンサートプロモー
ターズ協会、一般社団法人日本音楽出版社協会、社団法人日本芸能
実演家団体協議会・実演家著作隣接権センターの4団体の寄附に
より運営が成り立つ講座で、音楽評論家の反畑誠一客員教授のコー
ディネートによって、コンテンツ産業界の最前線で活躍されている
諸氏をゲスト講師として招聘するリレー形式の授業です。
この科目では、デジタル化とインターネットがもたらした文化・
産業の構造変化を多角的に現状分析・認識し、次世代の方向性を
研究することを課題としており、コンテンツビジネスやエンタ
テインメントビジネスに関心を持つ定員400名の学生が受講して
います。

4月20日(金)に行われた第3回講義では、産業社会学部の卒業生
であり、株式会社TBSテレビの制作局バラエティ制作部部次長として
数々のテレビ番組の編成・制作に携わる片山剛氏をお招きし、
キー局の編成・制作の実態について講義が行われました。

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<株式会社TBSテレビ制作局バラエティ制作部部次長 片山剛先生>

 

講義ではまず、「番組制作」について裏話などを織り交ぜながら
具体的にお話しいただきました。制作に関わるプロデューサーや
ディレクターの仕事内容・やりがい、番組が生み出されるまでの
仕組み、現場の実情など番組制作の奥の深さやその魅力をお伝え
いただきました。また、どのような番組を放送するのか企画・提案
し、決定を行う「番組編成」についても詳しくご解説いただき、
編成にとって重要な視聴率の仕組みやマーケティングについてお話
しいただきました。

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さらに、広告収入の減少やネットの発達、他チャンネル化などに
よりデジタル時代のテレビを取り巻く環境が変化し、厳しい状況に
ある一方、そこにある可能性についても言及いただき、今後は
「コンテンツビジネス」の展開が重要なポイントとなることをお伝
えいただきました。激動の中にあっても、時代の流れに柔軟に対応し、
新たなビジネスモデルを構築することで可能性を見出すことが
できることを訴えました。

 

 

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