2011年度後期「デジタル/ネット文化・産業論Ⅱ」第8回講義が開講されました!

Posted on 2011.11.29

今年で開設8年目を迎える音楽関連団体共同寄附講座「デジタル/
ネット文化・産業論」は、一般社団法人日本音楽出版社協会、
一般社団法人コンサートプロモーターズ協会、社団法人日本芸能
実演家団体協議会・実演家著作隣接権センターの3つの団体の
寄附から成り立つ講座で、音楽評論家の反畑誠一客員教授の
コーディネートによって、コンテンツ産業界の最前線で活躍
されている方々をゲスト講師として招聘するリレー形式の講義
です。この科目では、デジタル化とインターネットがもたらした
文化・産業の構造変化を多角的に現状分析・認識し、次世代の
方向性を研究することを課題としており、コンテンツビジネスや
エンタテインメントビジネスに関心を持つ多くの学生が受講して
います。

11月16日(水)に行われた第8回講義では、本講座のコーディ
ネーターである立命館大学の反畑誠一客員教授により、中間総括
として音楽産業の現状と著作権についての講義が行われました。

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講義ではまず、新聞に掲載された音楽産業の最新情報をご紹介
いただくとともに、音楽関連の世界3大企業と日本企業について
詳しく説明していただきました。また、複雑化した音楽ビジネスの
基礎を整理し、音楽産業の実態を示していただくことで、学生に
今後の音楽産業のあり方について考えるきっかけを与えていただき
ました。

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さらに、本講座のテーマのひとつであり、音楽エンタテインメント
を考える上で大切な著作権の知識についても具体的に説明して
いただき、レコード制作者を保護する様々な著作権法や、音楽著作権
の仲介業者である音楽出版社について解説していただきました。
音楽産業の発展にとって著作権が重要なポイントであることを学生は
痛感し、更に学習を深める意欲を示しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

産業社会学部生の活躍を紹介します!

Posted on 2011.11.24

今回は「第47回全日本女子学生本因坊決定戦」にて見事優勝
された立命館大学囲碁研究部所属の堀本範子さんを取材しました。
※本因坊とは・・・囲碁の三大タイトルのひとつ(他に棋聖、名人
という名のタイトルがある)。囲碁の専門棋士による選手権の
優勝者に与えられる称号。

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<人間福祉専攻2回生 堀本範子さん>

 

Q.普段、産業社会学部の中でどのようなことに関心を持ち学習して
いますか?
A.高校でも福祉に関して学んでいたので、現在も引き続き福祉を
勉強しています。その中でも社会福祉や子どもに関連づいた授業に
興味を持って学習しています。


Q.囲碁を始めたきっかけは何ですか?
A.小学校3年生のときに父が囲碁を教えてくれたことが始まりです。
囲碁クラブに通いプロの棋譜を並べたり、毎日自宅で問題集を解いたり
と囲碁漬けの毎日を送っていました。


Q.囲碁のアピールポイントは何ですか?
A.囲碁はルールを覚えると老若男女問わず、また、国境を越えて
誰とでも対局できるところです。実際、私も高齢者や外国の方と何度も
対局する機会がありました。さらに若い頃から大会で海外に行くことが
多く、色々な人と出会うことができるところも魅力のひとつです。


Q.思い出のエピソードは何かありますか?
A.高校のときに全国大会で戦った相手が今は私と同じ囲碁研究部に
いることが非常に嬉しかったです。当時はライバルでしたが、今は同じ
目標に向かって頑張る仲間となりました。


Q.やっていて良かったなと思うことは何ですか?
A.大会を通して、色々な人と出会えることです。大会で全国に足を運ぶ
ことで各地に友達もできました。そのひとつひとつの出会いが大きく、
非常に刺激になります。また、現在指導碁(囲碁の指導者)もしているの
ですが、そこで囲碁の面白さ、奥深さを伝えられることもやっていて
良かったなと思えることです。


Q.学部の学びと囲碁の関係性はありますか?
A.囲碁は認知症予防に非常に効果的と言われています。その理由を今
私が学んでいる福祉(特に高齢者問題)と関連づけて明らかにしていき
たいと思っています。


Q.今後の目標は何ですか?
A.来年おこなわれる「全日本女子学生本因坊決定戦」で連覇することを
目標にしています。また、学生大会以外に一般の大会でも活躍できるよう
頑張りたいと思います!


あまり聞き馴染みのない"本因坊"ですが、今回の取材を終えて囲碁に
対する理解を深めることができました。
今は次の大会へ向けて頑張っておられる堀本さん。これからのご活躍も
期待しています!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2011年度後期「デジタル/ネット文化・産業論Ⅱ」第7回講義が開講されました!

Posted on 2011.11.21

今年で開設8年目を迎える音楽関連団体共同寄附講座「デジタル/ネット
文化・産業論」は、一般社団法人日本音楽出版社協会、一般社団法人
コンサートプロモーターズ協会、社団法人日本芸能実演家団体協議会・
実演家著作隣接権センターの3つの団体の寄附から成り立つ講座で、
音楽評論家の反畑誠一客員教授のコーディネートによって、コンテンツ
産業界の最前線で活躍されている方々をゲスト講師として招聘する
リレー形式の講義です。この科目では、デジタル化とインターネットが
もたらした文化・産業の構造変化を多角的に現状分析・認識し、次世代
の方向性を研究することを課題としており、コンテンツビジネスや
エンタテインメントビジネスに関心を持つ多くの学生が受講しています。

11月9日(水)に行われた第7回講義では、実演家権利処理機構
ミュージックピープルズネストの副代表幹事であり、モーグ・シンセ
サイザー・プログラマーの第1人者として様々な場で活躍する松武秀樹氏
をお招きし、テクノミュージックの進化について講義が行われました。

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講義では、貴重な音楽や映像とともに、テクノロジーの軌跡を辿りながら
テクノミュージックの進化について分かりやすく説明していただきました。
1897年にアメリカで開発された世界初の電子楽器にはじまり、その後各国
でテクノロジーが発展し、新たな音楽が生み出された歴史を学び、現在も
進化し続けるテクノミュージックの魅力と奥の深さを学生は実感しました。

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また、「テクノロジーミュージックの完成形はその時代が認め、時が
進めば新たなテクノロジーが誕生して進化が始まる」と電子楽器とテクノ
ミュージックの今後の可能性についてもお話しいただきました。
最後には、進化する中において、「温故知新」の精神を忘れないで欲しい
とお伝えいただき、ものづくりにおいて、歴史を知り、新しいことを研究
して更なる発展へと繋げていくことの大切さを学生は学びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さんしゃの本屋さんが開催されました!

Posted on 2011.11.17

10月27日(木)・28日(金)の二日間、産業社会学部の建物「以学館」
前の広場にてさんしゃの本屋さんが開催されました。

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さんしゃの本屋さんとは、若者の「本離れ」が叫ばれて久しい中、
学生にとって「読書」が身近なものになるためにどのようなことが
できるのか、学会学生委員会として熱心に議論を重ねてきた結果
できあがった毎年恒例の企画です。日ごろ授業でお世話になっている
先生方に協力をお願いし、不要となった本の提供はもちろん、若い
日々夢中になった本や旬の本など「お薦め」本をコメント付きで紹介
していただくなどの工夫もしました。「お薦め」本は生協へ協力要請し、
同会場において特別価格で販売していただいたので、学生は身近な
先生のコメントを参考に本を購入することができました。提供を
受けた読み物、専門書類も、街中の古本屋と比べれば破格であるため、
普段できない本の「まとめ買い」も経験できたようです。

みなさんのご協力もあり、今年もたくさんの書籍が集まりました。

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以学館前は産業社会学部以外の他学部生も通る道ということもあり、
通学途中に立ち寄って購入している学生の姿も多く見られました。

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本を読む習慣が少なくなり、活字離れと言われていますがさんしゃの
本屋さんは今年も学生たちで大賑わいです。このように本と触れ合う機会
を今後も続けていきたい、と産業社会学部学会の学生たちは意気込みを
語ってくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2011年度後期「デジタル/ネット文化・産業論Ⅱ」第6回講義が開講されました!

Posted on 2011.11.14

今年で開設8年目を迎える音楽関連団体共同寄附講座「デジタル/
ネット文化・産業論」は、一般社団法人日本音楽出版社協会、
一般社団法人コンサートプロモーターズ協会、社団法人日本芸能
実演家団体協議会・実演家著作隣接権センターの3つの団体の
寄附から成り立つ講座で、音楽評論家の反畑誠一客員教授の
コーディネートによって、コンテンツ産業界の最前線で活躍されて
いる方々をゲスト講師として招聘するリレー形式の講義です。
この科目では、デジタル化とインターネットがもたらした文化・
産業の構造変化を多角的に現状分析・認識し、次世代の方向性を
研究することを課題としており、コンテンツビジネスやエンタテイン
メントビジネスに関心を持つ多くの学生が受講しています。

11月2日(水)に行われた第6回講義では、株式会社オフィス
オーガスタの代表取締役として音楽産業の第一線で活躍する森川欣信氏
をお招きし、イギリスのロックバンドをネットでスカウトし、日本で
先行デビューさせたお話や、音楽の海外進出の現状と課題について
講義が行われました。

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講義では、株式会社オフィスオーガスタに所属するアーティストの
音楽や映像を流していただきながら、インターネットの普及が音楽産業
にもたらした影響について、音楽制作やアーティストをプロデュース
する視点からお話いただきました。ネットの普及により音楽の聴き方や
流通など音楽を取り巻く環境が大きく変化し、ネットを通じて世界中の
アーティストをスカウトすることが可能になった現状を解説していただき
ました。日本国内のアーティストだけでなく、海外のアーティストを
スカウトして日本から発信させるというビジネスモデルが今後の音楽
産業にとって重要なポイントであることをお伝えいただきました。

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さらに、株式会社オフィスオーガスタの海外へ向けた様々な取り組みに
ついてもご紹介いただき、日本の音楽が海外で受けいれられるためには、
欧米の真似ではなく、日本独自の文化を取り込んだ音楽を発信していくこと
が重要であることを示していただきました。学生は音楽産業のデジタル化の
メリットとその可能性について学ぶとともに、消費者とは別の視点で音楽
産業を見つめ直す機会となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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