グローバルに学ぶ

GLOBAL

異文化理解フィールドワーク

ハノイ師範大学他(ベトナム)

ベトナムの障害・福祉・環境・平和を探る
フィールドワーク(2023年度)

東南アジア、ベトナムにおける障害者問題の比較研究を進め、あわせてベトナム戦争時の枯れ葉剤被害に関わる環境問題と平和の課題を考える。

今では観光地として注目されるベトナムであるが、ベトナム戦争時には枯れ葉剤が散布され、人々の生命と暮らし、そして自然環境が破壊された。苦難の歴史を歩むベトナムでは障害のある子どもたちの全員就学が達成されておらず、就労や自立生活は困難である。ハノイ師範大学ソーシャルワーク学部との研究交流を通じて、共感しあいながら諸課題を考え合うことを求めている。障害児者施設、戦争証跡博物館への訪問、マングローブ林再生の姿から学ぶ。

ハノイ師範大学ソーシャルワーク学部での発表

活発な質疑応答と討論

ハノイ師範大学ソーシャルワーク学部での文化交流

日越の学生が協働して福笑い

ハノイ・サオマイ障害児療育センター訪問

障害のある子どもと家族への支援に学ぶ

ベトナム民族学博物館視察

54の民族からなるベトナムの文化と歴史を知る

カンザー国立公園マングローブ・ツアー

ベトナム戦争時の枯れ葉剤散布で枯死したマングローブ林を50年かけて植林・再生

証跡博物館視察

ベトナム建国から独立戦争、枯れ葉剤作戦まで詳細な展示から学ぶ

黒田 学 教授

教員からの一言黒田 学 教授

2023年、日本からベトナムへの訪問者数は59万人、コロナ禍前の95万人(2019年)には及ばないものの、日本とベトナムとの交流は、観光、経済、文化など、年々活発になっています。日本からのフライトは5時間ほど、時差もわずか2時間、いわゆる時差ぼけも感じられません。
そんな身近な外国の一つ、ベトナムですが、障害のある子どもの就学率は100%に達しておらず、障害のある人の就労や生活支援も進んでいません。たまたま生まれ育った国や社会が異なるだけで、その人の生活や人生に大きな違いが起きるのはどうしてなのか?本プログラムを通じて、同じアジアの一員として、ともに考え合い、未来を見つめてほしいと願っています。

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