学びの特色

FEATURE

複雑多様化する現代社会の諸問題を解明し、
その解決を目指す

産業社会学部の創設は1965年、社会学系では国内有数の歴史と規模を誇る学部です。現代社会は、環境問題、貧困や格差、少子高齢化、雇用問題、都市・農村格差、メディア環境と文化変容、エスニシティー、ジェンダー、福祉・教育、国際紛争などさまざまな課題を抱えています。産業社会学部は、社会学を中心にして経済学、政治学などさまざまな社会科学と関連させながら、こうした社会問題を主体的に乗り越え、解決していくことができる人間の育成を目標にしています。

産業社会学部は、社会の担い手の育成に向け、学生が主体的に学ぶことを重視しています。そのため入学当初からアクティブ・ラーニングを推進し推奨しています。主体的で能動的な学びを授業の中で、そして授業外のさまざまな場面でも学生が実践できるよう支援します。
産業社会学部では、「現代社会専攻」「メディア社会専攻」「スポーツ社会専攻」「子ども社会専攻」「人間福祉専攻」という5つの専攻をおき、それぞれに独自のカリキュラムを展開しています。

学生の多様な問題関心に応じて、専攻の壁を越えて学ぶことも可能です(クロスオーバー・ラーニング)。

産業社会学部の学生は、フィールドワークを通じて地域社会の人々や組織とつながり、日々経験を重ねます。さらに地域はもとより日本、世界へと視野を広げるなかで、現代社会が抱える諸問題を捉え、自らの研究テーマを見出し、卒業研究で掘り下げていきます。見えないものを見つめ、自ら考え、自ら行動する力を身につけることができる、それが産業社会学部の魅力です。

※他専攻の専門科目の単位認定における科目区分(分野)は、専門科目ではなく「発展科目」です。 ※卒業するためには、教養科目・外国語科目の他に、自専攻の専門科目を少なくとも20科目程度単位取得しなければなりません。

学びの特色

01

社会の諸課題に関連する分野を幅広く学ぼう

産業社会学部には、国際社会と実践的に向き合い、
ボーダレスに活躍できる人材を育てるための国際プログラムが揃っています。

地域連携プロジェクト(社会の現場で学ぶ)

「問題の本質的な理解をもって、解決に向けた思考力と実践力を養うこと」「多様な他者とのやりとりの中から自分自身を批判的に検証・理解し、総合的な人間力を養うこと」を目指し、産業社会学部では、地域連携プロジェクトを積極的に展開しています。

活動紹介(過年度開講例)
  • 嵐電沿線観光情報サイト(日英2言語)制作プロジェクト ~嵐電沿線~
  • 第三の居場所探究―シェルター/カフェ/中・高居場所づくりに着目して ~尼崎市・大阪市~
  • 子どもが自然環境の中で遊ぶ意義:これからの子育てスタイルを考える ~京北~
  • 古民家再生活動を通じて里山の暮らしと文化・歴史を学ぶ ~京都市内~

ソーシャルデザインプログラム

ソーシャルデザインプログラムは、「社会問題の発見と解決」に関する理論と実践を体系的に学ぶことを目的としています。現代社会における社会問題の特性とその多様な解決方法を多角的に学ぶ「ソーシャルデザイン入門」「ソーシャルデザイン・スタディーズ入門」、社会問題の現実をフィールドワークを通じて学ぶ「ソーシャルデザイン・スタディーズ実践」などの科目が中心となります。このプログラムの修了者は、社会問題を主体的に発見・解決し、新たな地平を切り拓く人材として、社会のさまざまな分野で活躍することが期待されます。

専門特殊講義(プロフェッショナルに学ぶ)

産業社会学部では、学外諸機関からゲストを迎えた専門科目を開講しています。社会の第一線で活躍しているプロフェッショナルの講義はとてもパワフル。学生たちの好奇心・探求心を刺激します。

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開講科目の紹介(過年度開講例)
  • 読売マスコミ講座 ~メディアの公共性から21世紀の新聞とテレビの課題を考える~
  • 朝日新聞・朝日放送リレー講座 ~メディアの現場から~
  • 読売スポーツ社会学講座 ~スポーツ・メガイベントをめぐる政治力学とスポーツ報道~
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学びの特色

02

グローバルに学ぼう

産業社会学部には、国際社会と実践的に向き合い、
ボーダレスに活躍できる人材を育てるための国際プログラムが揃っています。

英語副専攻(英語で研究・発信する)

高度な英語運用能力を身につけながら、社会学関連の専門知識を幅広く英語で学び、発信する力を鍛えるプログラムです。大学院進学や英語圏への留学を希望する学生のニーズに応え、英語でのライティング、リーディング、プレゼンテーションに重点を置いた授業も行います。授業はすべて英語で行われ、プログラム修了時には全員がTOEIC®L&Rテスト600点以上、そのうち上位3分の1の学生は730点以上の力をつけることを目指します。

海外短期研修(海外で実践的に学ぶ)

海外の提携大学と学部が協働で海外短期研修プログラムを開発しています。産業社会学部のカリキュラムの中で培った外国語の総合的運用能力を基礎に、海外というフィールドで各分野の専門学修を深めます。

主な実施プログラム
  • Study Abroad Program (オーストラリア・サザンクイーンズランド大学)
  • アメリカ西海岸でレジャー・スポーツビジネスの最前線を学ぶ(アメリカ・カリフォルニア)
  • 多文化共生社会(カナダ・トロント)におけるフィールドワークスタディ(カナダ・トロント大学)
  • ベトナムの社会と障害者教育・福祉に関するフィールド調査研究(ベトナム・ハノイ師範大学)
  • 台湾の文化と社会 (台湾・東呉大学)
※開講するプログラム・渡航先は年度によって異なります。 ※上記、学部独自の国際プログラム以外に、全学募集の国際プログラム(海外留学プログラム)もあります。 詳細ページへ

グローバルスタディプログラム

グローバルスタディプログラムは、国内外で起きている社会諸問題について国際的な視点から学ぶことを目指す学生の皆さんを対象に、産業社会学部が提示する国際教育履修モデルです。このプログラムでは、多文化共生・異文化理解のための知識と実践力を習得する講義科目とフィールドワーク科目、そして、外国語でのコミュニケーション力を涵養する語学科目といった多様な科目を配置しています。また、ゼミナールでの報告や卒業論文において、外国語の文献を用いて研究テーマを深めることができるようになることを目指します。