教員紹介

FACULTY MEMBERS

言語・国際教育

盧 載玉 教授
JAEOK NO

専攻

言語・国際教育

専門分野
美術史、韓国美術史、日韓絵画交流史
研究者学術情報データベース

研究テーマ

韓国・朝鮮語教育(言語の機能「読む」「書く」「話す」「聞く」)を楽しく学べる教材開発、文化的背景に基づいて機能する言語力を身につけるための教材開発)

おすすめ書籍

「『アラバマ物語』単行本、2016/12/19 ハーパー・リー(著),菊池重三郎、(著),&1その他)」

日本では『アラバマ物語』というタイトルがついていますが、原題は『to kill a mocking bird』で、アメリカの女性作家ハーパー・リーによって1960年に出版された小説です。高校生の時に、映画を観てとても感動し、早速本を買って読みました。本の内容は、1930年代のアメリカ南部における人種差別の実態を子どもの純真無垢な視点から捉えて物語が進みますが、その他にも障害を持つ人や経済的に困窮な人たちとのかかわりもしっかり描かれています。無実の罪を着せられた黒人を弁護する父親の巍然とした態度には、差別問題に対する著者の強いメッセージが読み取られますが、またそうした父親のもとで子どもたちが成長していく様子にも心温まる話です。英語もそれほど難しくないので、みなさんにはぜひ原本で読んでほしい1冊です。

学生時代の思い出

学会や研究会の後、研究仲間や先生方と一緒に行った打ち上げです。美味しいお酒と料理を食べられるのが嬉しいというのはもちろんですが、それよりも普段と違う環境で、白熱した議論を交わしたのがとても楽しかったですね。先生方も学生の私たちも教室ではなかなかできない質問や反論をしたりして大変盛り上がり、結局、2次会、3次会になったこともたびたびでした。大学での学びにはこのような学び方も大事かと思います。

現在の学問分野に決めた理由

日本に留学する前に、約1年間、韓国の大学で東洋画を学び、絵を描いていました。その際に、実技より理論分野が適していることに気が付きました。そのために日本留学を決め、朝鮮時代の水墨画を研究テーマにして今に至っています。水墨画は中国をはじめ、日本、朝鮮などで描かれたものですが、水墨画といっても実際にはそれぞれ異なった画風を成立させ、違った絵を描いてきました。それらの国の間での影響関係や独自性を明らかにするのが主な研究主題です。

その傍ら、外国語教育にも関心がありましたので、自分が日本語を学んだ経験に基づき、外国人が韓国語を学ぶ際に役に立つ学習法の研究や教材開発もやっています。
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