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2025 年度 産業社会学部 異文化理解フィールドワーク アメリカ西海岸でレジャー・スポーツビジネスの最前線を学ぶ:短期研修プログラム
9月05日から9月11日まで、アメリカ西海岸(ロサンジェルス・サンディエゴ)の各地を訪問し、同地におけるスポーツの実情を知るフィールドワークを実施しました。
05日はホテル到着後、アメリカプロスポーツ界の最前線で活躍される日本人講師をお招きしてレクチャーを実施、さらに夜は本学OBOGの方々と交流会を開催し、大変有意義な時間を過ごすことができました。
6日の午前中はMLBユースアカデミーに赴き、スポーツを通じた社会貢献活動や青少年教育活動の実態を学びました。午後は南カリフォルニア大学のキャンパスツアーを実施後にアメリカンフットボールの試合を観戦し、アメリカのカレッジスポーツの盛況を肌身に感じる機会となりました。
7日は大谷翔平が所属するロサンジェルス・ドジャースのスタジアムツアーを開催し、アメリカ社会における野球文化の歴史的な重みを体験的に理解することができました。
8日からはサンディエゴに拠点を移し、チャレンジド・アスリーツ・ファウンデーションおよびエリート・アスリート・トレーニングセンターを視察しました。様々な障がいを抱えるスポーツパーソンへの支援を目的とする前者と国内外のトップアスリート向けの恵まれた練習環境を持つ後者とを続けざまに視察することで、スポーツがいかに、またどのように社会と交わっているのかを学ぶ貴重な機会となりました。
現地最終日の9日は、カリフォルニア州立大学サンディエゴ校に赴き、キャンパスツアーを実施後、同大学のデイヴィッド・キャンパー教授の特別講義を聴講しました。講義に際しては学生側からの鋭い質問や意見も多々あり、活発な議論が交わされました。さらに同夜にはサンディエゴ・パドレスの試合を観戦し、フィールドワークの素晴らしい締め括りとなりました。
本プログラムではアメリカの(プロ)スポーツの実態と実情を体験することを目的としています。同時にこの目的は、日米のスポーツ界の表面的な優劣を決めるのではなく、体験を通じてアメリカと日本との差異を客観的かつ批判的に見極めることを趣旨あるいは前提としています。今回のフィールドワークに参加した学生もまた、この体験から多くを学び、日本におけるスポーツをグローバルな視点から捉えるうえで重要な示唆を得たものと思います。最後になりますが、本企画にご協力を頂いた全ての方々に心より感謝申し上げます。
文責:藪耕太郎