在学生・卒業生の声

VOICE

報道すべき現場をめぐり、情報を積み上げ、適切に伝える記者に。

在学生

市川 南帆 さん
産業社会学部 現代社会学科 メディア社会専攻 4回生 石川県立金沢二水高校出身

高校時代は新聞部に所属。マスコミへの関心からメディアについて学べる産業社会学部を志望しました。5つの専攻があり、メディア以外の知識を専門的に学べる点も魅力でした。

入学後「入門社会学」や「現代とメディア」でメディアと市民の関係やメディアのあり方などを学びました。基礎的な知識を身につけたら「ジャーナリズム論」や「メディア倫理」でジャーナリズムについて専門的に学び、思考力を養います。2回生から履修可能な「朝日新聞・朝日放送リレー講座~メディアの現場から~」では、新聞社で活躍している方々のリアルな話を聞くことができました。普段何気なく触れている情報が、誰によってどのようにつくられ、誰に向けてどのように発信されているのか、その結果社会にどんな影響があるのか。詳しく学んだことで、情報を多面的に捉える力や、隠された事実はないかと批判的に見る力を得られたのが収穫です。

ゼミナールでは、地下鉄サリン事件の加害者に関する新聞報道を研究しています。事件発生当時から現在に至るまで、新聞は加害者をどう扱ってきたのか。彼らの拠点となっていた山梨県旧上九一色村の現在はどうなっているのか。事件を新たな視点で捉えるために、単独で現地調査も行いました。カルト宗教への施策が注目を集める昨今。事件や教団の成り立ちを振り返ることには意義があると感じます。

記者としてさまざまな現場へ赴くことが卒業後の目標です。大学でメディアに関する学びを深める一方、就職活動を兼ねてメディア企業の説明会やインターンシップにも参加しています。また仕事の流れや内部の環境を知るために、スポーツ新聞社でアルバイトも経験しました。さらに、メディア各社で活躍する先輩方を訪ね、目指す記者像を日々明確化しています。

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