在学生・卒業生の声

VOICE

専攻を超えた学びで広がった知見。課題の背景にまで目を向けられる職員になりたい。

卒業生

上原 稚耶子 さん
大阪府 福祉部 子ども室子育て支援課(産業社会学部 現代社会学科 人間福祉専攻 2020年卒業)

幼少期は両親と同じ警察官を志していましたが、大学で「犯罪の背景には複数の社会課題が複合的に絡み合っていること」を学び、福祉や経済などのあらゆる分野で大阪をより良くしたいと考えるようになりました。卒業論文のテーマは「相対的貧困と健康格差」。健康支援の在り方が適切か否か、友人と何度も意見交換を重ねました。集めた根拠を論理的に組み立てて説明する力、産業社会学部ならではのクロスオーバー・ラーニングで専攻を超えて得た知見や多面的な思考が、現在の業務に活きていると感じます。大阪府の喫緊の課題は待機児童の解消。「大阪限定の保育士資格試験の運営」や「保育人材の確保」、「保育の質的向上に向けた補助金交付」などの業務遂行により、女性の活躍を支えていきたいです。表面化している課題だけでなく、その背景にまで目を向けられる職員を目指し、これからも成長していきたいです。

PROFILE

2016年、立命館大学産業社会学部入学。2017年、居場所づくりのサークル活動、祭りのお手伝い、ワークライフインターンへの参加。2020年、立命館大学卒業、大阪府庁入庁。待機児童問題の解決に向け、大阪で働く保育士さんを増やすための資格試験の運営や補助金の交付、事業予算の調整を担当し、活躍したい女性が活躍できる環境づくりをサポート。

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