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【授業風景@夏休み】企画研究(台湾プログラム)における取り組みについて

① 科目概要・紹介

 企画研究「台湾の社会と文化」は、事前の学習と現地研修(台北の東呉大学)および帰国後の振り返りで構成されます。現地では、簡単な中国語会話の授業と台湾の歴史に関する授業及び校外活動が行われ、日程の内1日は、受講生各自が事前学習の中でそれぞれ設定したテーマに沿って調査活動をします。帰国後は各自現地での調査結果を発表し、それらを受講生間で議論検討した結果を成果としてレポートにまとめ発表します。現地の校外活動の際には、東呉大学の学生ボランティアも参加するため、学生どうしの交流も深められます。 

 2回目の実施となる2024年度は、2回生3名と4回生2名が参加しました。うち1名は韓国人留学生で、国際色豊かなプログラムとなりました。事前学習や現地での活動を通して、専攻や学年をこえて受講生の交流も深まり、多くの学びがありました。ボランティアとして日本語学科の学生も参加してくれたため、言語に不安がある校外での活動も滞りなく行うことができました。各自が行ったフィールドワークでは、食文化やコスメ、建築に野球といったバラエティに富んだテーマが設定され、それぞれがあらかじめ決めていた計画に従って調査を行いました。秋学期には、報告書作成を通して成果を発表します。 

②活動風景紹介
【9月11日活動風景 授業:日本統治時代の台湾の歴史(東呉大学)】 

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 活動2日目の午前中は東呉大学外国語学部日本語学科の陳淑娟先生による台湾の歴史についての授業がありました。ご自身のファミリーヒストリーを交えた授業は、とてもわかりやすく、多くの学びがありました。台湾の複雑な社会的背景について理解を深めることができました。 

 【9月11日活動風景 日本統治時代の史跡参観(国立台湾博物館鉄道部パーク)】 

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 午前中に台湾の歴史を学んだ後、午後には国立台湾博物館の鉄道部パークを参観しました。ここは日本統治時代に台湾総督府鉄道部があった場所です。日本の植民地支配以前からの台湾の鉄道の歴史について、実際の史跡の見学を含めて多くを学ぶことができました。 

 【9月13日活動風景 史跡参観 (紅毛城)】 

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 活動最終日には、17世紀に西洋人によって建設された紅毛城を中心とした淡水エリアの史跡を参観しました。創建以来次々と使用者が変わった紅毛城では、台湾のたどった複雑な歴史を体感することができました。夕方には、美しい淡水の夕日も観ることができ、充実した一日となりました。 

 ② 活動まとめ

 台風が心配されましたが、結局は天候に恵まれ、参加者全員が充実した毎日を元気に過ごすことができました。東呉大学華語教学センターの先生方をはじめ、多くのボランティア学生の皆さんのお世話になり、各自のテーマに沿ったフィールドワークも滞りなく行われました。学生どうしの交流も深まり、多くの学びを得た6日間でした。 

 ③ 東呉大学に台湾研修記事紹介

 この「台湾の文化と社会」が東呉大学のHPに掲載されました。
 https://news.scu.edu.tw/news/48468 

 ④ その他

 「CNA中央訊息社(フォーカス台湾)」の記事に本プログラムが取り上げられました(中国語)。
 http://www.cna.com.tw/postwrite/chi/381824 

以上
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