同氏はこれまで、防衛省や安全保障を専門とする日本を代表するジャーナリストで、自衛隊のルワンダ難民救援活動、イージス艦情報流出事件、元防衛事務次官汚職事件、尖閣諸島領有権問題、北朝鮮ミサイル発射・核実験、南スーダンPKO日報問題など数多くの取材を重ねてこられました。

特に、長年、防衛省（防衛庁）を担当してきた記者経験と人脈からでなければ決して成し遂げられなかった『自衛隊の闇組織―秘密情報部隊「別班」の正体』（講談社現代新書、2018年）は近年の日本のジャーナリズムでも傑出した調査報道です。今回は「権力監視vs報道統制　ジャーナリズムの将来は」と題してお話いただきます。