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京都府立舞鶴支援学校でスポーツ交流会を実施しました

 2026年9月25日、産業社会学会共同研究助成プログラム「特別支援学校スポーツ交流会における相互成長プロジェクト―スポーツ交流を通した児童生徒と学生ボランティアの学びの探究―」の一環として、京都府立舞鶴支援学校でスポーツ交流会および交流活動を実施しました。
 当日は、スポーツ社会専攻の1~3回生の学生と、松島剛史教授、金山千広教授が参加しました。今回の活動は、スポーツや遊びを介した社会・地域交流の実践として行われ、舞鶴支援学校が進める外部との交流や地域への開放の取り組みに協力する形で実施されました。


 午前中は、フライングディスクやモルック、スポーツダーツ、ペットボトルボウリングなどを用いたスポーツ交流会を実施しました。はじめは戸惑いを見せていた学生たちも、活動を通して少しずつ生徒たちと打ち解け、自然な会話や笑顔が生まれていきました。
 特に印象的だったのは、スポーツ交流会後に自然と自由な交流が生まれたことです。生徒たちが学生を誘い、体育館でバスケットボールやフットサル、キャッチボールを楽しんだほか、中庭でバドミントンをしたり、ピアノを弾いたり、おしゃべりをしたりする姿が見られました。産業社会学部には体育会やスポーツサークルで活動する学生も多く、そうした学生たちの存在が交流の幅を広げ、予定されたプログラムを超えた豊かな関わりへとつながりました。

 午後からは、学生が企画・運営した「巨大かるた」と「靴下ペアリングゲーム」を実施しました。巨大かるたには、滋賀県大津市の障害者福祉サービス事業所「おおぎの里」(社会福祉法人おおつ福祉会)の利用者のみなさんが制作した作品を活用しました。学生と生徒が一緒になって札を探し、会場は大きな盛り上がりを見せました。また、施設のみなさんからも、自分たちの作品が交流の場で活用されたことへの喜びの声が寄せられました。

 今回の活動は、支援学校の生徒と大学生との交流にとどまりません。おおぎの里の利用者のみなさんの創作活動が遊びの場を生み、その遊びが新たな交流を生み出すなど、学校・大学・福祉事業所をつなぐ取り組みにもなりました。
 特別支援学校の生徒たちは、在学中には学校や教職員の支援のもとで運動やスポーツに親しむ機会があります。しかし卒業後は、仲間や活動の場と出会い、継続的に社会参加していくことが容易ではありません。今回の交流会は、生徒たちにとって学校の外の人々と出会い、新たなつながりを生み出す機会であるとともに、学生にとっても地域社会をともに生きる市民として関係を築く機会となりました。
 私たちは、この活動を単なる障害理解のための交流とは考えていません。一度一緒に遊んだからといって相手を理解できるわけではなく、人を理解するには時間がかかります。だからこそ学生には、人や暮らしが決して一様ではないことを知り、社会の多様さや奥行きに触れてほしいと考えています。そして、自分や身近な人だけでなく、これまで出会ったことのない誰かの幸せや笑顔を生み出すことにも喜びを感じてほしいと願っています。
 産業社会学部では今後も、スポーツや遊びを通じて多様な人々が出会い、学び合い、関係を育む実践に取り組んでいきます。

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