参加学生によるプログラム・レポート

アクティビティレポート⑦(2017年派遣:タマサート大学)

Thammasat  | 2018年10月29日

松下 加奈さん(経営学部3回生)


「きっと、うまくいく」


この映画、ご存知ですか?
これは2009年にインド映画歴代興行収入1位を記録し、大ヒットした映画です。
このタイトルは、劇中のキーワードである”Aal Izz Well”の日本語に訳されたものです。
タイ語で無理矢理噛み砕くと”Mai pen rai”になるでしょう。


東南アジア圏の留学経験者は、この「きっと、うまくいく精神」が、
留学生活中、浮き沈みが激しかった情緒の支えになったことでしょう。


私も紛れもなくその一人です。


私はタマサート大学のBJM(Bachelor of Arts Program in Journalism and Mass
Communication)に留学をしました。
日本人留学生がおらず、右も左も前も後ろも皆無な環境。
住んでいるアパートが今にも潰れそう問題に対する不満。
「成績大丈夫!?」と授業毎に募る不安。
ショートヘアの見た目からレディーボーイに見られ、良くない噂を立てられたこと。


色んな方向から問題が突き刺さってきて、最初はこの現実が受け入れられず、目が腫れるまで泣き
ました。
でも、留学を終えて思うことは、なんだかんだうまくいくんです。


それも、私なりの「きっとうまくいく論」を見つけ出したからこそだと信じているので、きっと
うまくいくための私なりの持論を留学を通じて学んだこととして紹介したいと思います。


① 1人で抱え込まない
辛くなるだけです。無理せず先生や友達を頼って下さい。みんなどうにか助けようと、一緒に色々
考えてくれます。自分でどうにかしようと思わずに、甘えてみましょう。新しい道が開けるかもし
れません。


② 息抜きをする
頭も気分もリセットして、メリハリをつけてみてください。
留学中、生活リズムが崩れると良いチャンスも逃してしまうんじゃないかな、って個人的に感じま
した。


③ でもちゃんと最後まで頑張る
②と矛盾してしまいますが、息抜きに休んでもいいけど、止まることはダメだと思うんです。
なので、うまくいかせるには自分自身の頑張りも必要だと思います。
でも、頑張るにしても①の1人で抱え込まず、困ったら周りを頼ってみてください。そして、②の
息抜きをしてください。このサイクルが私の留学生活の支えでした。


もう気付いていると思いますが、どれも当たり前のことです。
でも、なぜかこの当たり前は留学に行くと、当たり前じゃなくなって、友達と一緒にいる時のい
つも通りの自分になれなくなってしまいます。
だからこそ「きっと、うまくいく」と、楽観的に構えずに、その時の留学を精一杯楽しんでくださ
い。
もしよかったら「きっと、うまくいく」の映画も観てみてください。
そして、このレポートで少なからず留学に対して気が楽になった方がいたら幸いです。


なんとかうまくいった一番苦しんだ授業


この子達のお陰でどんなことも乗り越えることができました。