参加学生によるプログラム・レポート

アクティビティレポート⑤(2017年派遣:インドネシア大学)

Indonesia  | 2018年10月30日

国際関係学部 千葉大地さん(2回生)


八月から始まったインドネシア大学での授業の中で、一番実感したことは生徒たちの授業に対する意欲です。先生が生徒たちに意見を求めたときのみではなく先生が説明しているときに、情報を補足したり、説明に対して意見を出したり、生徒たちの能動的に授業に参加する姿勢はまさに、先生・生徒の双方で授業を「作っている」という感覚を受けました。


続いて、インドネシア大学で勉強する生徒たちの英語の能力には日々感心しました。授業が始まる前に教室に集まった友達同士、インドネシア語で談話をしていたのにもかかわらず、授業が始まったとたん流ちょうな英会話にシフトする様子には「言語の多様性」が非常に高いレベルで実現されていることを感じました。インドネシアの学生の英語力を高くしている要因として、英語を使う機会が日常的にちりばめられていることにあると思います。

例として、インドネシアの映画館で海外の映画が上映される場合インドネシア語への吹き替えはされないということがあげられると思います。日本では、海外の映画でも日本語に吹き替えがされ私たちは難なく視聴することができますが、上記の通りインドネシアの映画では、英語で物語を理解することが求められるため英語のリスニング能力、理解力は自然に上がるでしょう。スーパーなどで売っている食料品も日本と比べて海外産が多いため、消費者がおのおの商品の情報を把握するためには英語で解釈することが求められます。この二つの例でみられるように、インドネシアの学生は日常的に英語力が求められます。そしてこの習慣が高い英語力に起因しているのではないかと思います。


インドネシアの生活において達成した最も印象的なことは、国を超えた人間関係を築けたことです。インドネシア人はもちろん、インドネシア大学に留学生としてほかの国から来た人たちとも友達になりました。休みの日には観光をし、授業後にはクラブに行って新たな人間関係の構築を実現しました。母国語は違うとしても理解しあうことは可能なんだなと感じました。