参加学生によるプログラム・レポート

アクティビティレポート①(2018年派遣:ガジャマダ大学)

Gadjahmada  | 2018年10月30日

国際関係学部 岩永 めぐみさん(3回生)


インドネシアに来てから約2カ月が経過し、こちらの生活にも慣れてきました。私が留学しているガジャマダ大学は、ジョグジャカルタというところにあります。ジャカルタなどに比べて物価も安く、治安も良いのでとても暮らしやすい街だと思います。


 私の住んでいるコス(シェア型アパート)は、大学から10分くらいの場所にあり、エアコンやWi-Fi、温水シャワーが完備されていて、優しいスタッフの方々が24時間フロントにいるので安心です。また、週に1回ルームクリーニングサービスもあり、快適な生活を送ることが出来ています。


大学の学生数は立命館よりもはるかに多く、学部も多様です。その中でも私は、FISIPOL(政治社会学部)という学部に所属し、インドネシアの歴史やトランスナショナリズムなど国際関係学科の授業を受講しています。FISIPOLにはIUPという英語のコースがあり、留学生も多く在籍しています。IUPに所属している学生は留学が必須で、インドネシア語で行われる通常のコースより、学費が5倍もするそうです。授業についてですが、1時限は2時間行われます。また、1限が7:30から始まり、とても朝が早いので慣れるまでは大変でした。グループワークが多く、授業時間外にもみんなで集まってミーティングをすることもよくあります。


授業がない日には、現地で日本語を勉強している学生との日本語会話会や文化交流会に参加したり、インドネシア人の友人にいろいろな場所に連れて行ってもらったりして、とても充実した生活を送ることが出来ています。特に、険しい山道を1時間ほど登った先にあるCandi Ijoからの景色は絶景で、忘れられない経験となりました。

また、知り合いのインドネシアの方の案内で、完全には観光地化されていない穴場のカリムンジャワという島へ訪れましたが、今までに見たことのないほど透き通った海と夕日を見ることができ、とても感動しました。しかし、シャワーが水だけであったり、トイレも自分で水で流す簡易的なものであったりと(ガジャマダ大学のトイレも同様)、改めて日本は発展しているなと感じました。


 8月には一年に一度の犠牲祭というイスラムのお祭りに参加しました。目の前で、生きた牛や羊が殺されるのはとてもショッキングな光景でしたが、食べ物のありがたさを実感するのはもちろんのこと、改めて宗教や文化の違いについて考えさせられる貴重な経験でした。


大学近くの大きな通りには、飲食店がたくさんあります。


犠牲祭で殺した羊や牛の肉をサテという料理にして、村のみんなで食べました。


隠れた穴場スポット、カリムンジャワの海です。