参加学生によるプログラム・レポート

アクティビティレポート①(2015年派遣:ガジャマダ大学)

Gadjahmada  | 2015年10月27日

国際関係学部 梅本将司さん(2回生)

キャンパスライフ

私たちの通うガジャマダ大学は国内でもハイレベルな大学のため、優秀な生徒が集まっています。その中でも本プログラムの提携先である経済経営学部、通称FEB (Faculty of Economics and Business) の国際コースの生徒は特に秀でおり、端的に言うと「お金持ち」の生徒が集まっている印象です。生徒の特長は、ほぼすべての生徒が卒業後の進路として自ら起業することを視野に入れており、既に学生起業を行っている生徒も少なくありません。そのため経済や経営、簿記に関わっている人にとっては自分の進路を見つめなおす良い刺激となるでしょう。

学問だけでなく、ガジャマダ大学はクラブ活動も盛んに行われています。私はガジャマダ大学で体育会のソフトボール部に所属し、主に同時期に入部した約20名の新入生への指導に当たっています。全部員が英語を話せるわけではないため、英語とジェスチャーのみでの指導ですが、生徒が成長する姿は大変喜ばしいものです。また、これが自分にとってインドネシア語学習への動機にもなっており、入部してよかったと感じています。

加えて、私を含め立命館からの派遣生は、農学部で行われている日本語教室でチューターとしても活動しています。本来は山形大学の短期プログラムとして行われていますが、人数が不足していたため補助として参加しています。インドネシアの人々は大変な親日であり、月に一度Japan weekが開催されるほど日本のポップカルチャーが浸透しています。そのため日本語教室にはある程度日本語を話せる生徒が多く、生徒とともに自分たちも楽しむことができています。

私がここにきて感じたのが、インドネシアの人から日本人の需要が非常に高いということです。先述のように日本に興味を持っている人が多いにもかかわらず、現地にいる日本人はさほど多いとは言えません。従ってガジャマダ大学を含めPBLプログラムの良さの1つは、日本という立場から様々なことを伝えられることにあると感じました。