参加学生によるプログラム・レポート

アクティビティレポート⑥(2018年派遣:バンドン工科大学)

Bandung  | 2019年02月27日


経営学部 池 拓馬さん(3回生)


カルチャーショックについて
 

経営学部3回生の池拓馬です。バンドン工科大学ビジネスマネジメント学部アントレプレナーコースに留学しました。

今回はインドネシア留学中に感じたカルチャーショックについて書いていきます。自分がインドネシアに渡航する前に抱いていた発展途上国、イスラム教への認識の違いがたくさんあったので紹介していきます!


1.ヒジャブをつけてないイスラム教の女性もいる
ムスリムの女性の方はヒジャブと呼ばれる布を頭に巻いていることが一般的です。留学前同じ授業を受けていたインドネシアの女子学生は一定数ヒジャブをつけていたのでイスラム教の方は全員つけなければいけないと思っていました。しかし、現地に行ってみるとヒジャブをつけている方もいればつけていない方もいて、インドネシア人の友達に聞いてみると人によって信仰心の強さも違うのでそこは人それぞれだそうで、自分が思っていた宗教は狭量という偏見を変えてくれました。


2.監視カメラがほぼ無い
スーパーなどにいくとセキュリティの方々がたくさんいるのが目につきました。なんでこんなにセキュリティが必要なのだろうと疑問に思いつつコンビニに行くと、こちらにも小さい店舗に五人も従業員がいました。人件費の無駄だろうと思いインドネシア人の友達に話してみると、コンピューターより人間の目の方が安心するだろう?と言われ唸ってしまいました。本当に価値観の差という一言に尽きました。発展途上国と先進国で180度考え方が違うことに対し、驚きつつ面白さも感じました。日本人は監視カメラのある社会に慣れすぎて監視カメラはもう空気みたいな存在ですよね。ぜひ発展途上国に行った際は監視カメラがあるか探してみてくださいね。


3.高速道路で飛びます
この言葉を聞くと想像つかないですよね。メインキャンパスのガネーシャキャンパスからジャティナゴルキャンパスは片道一時間ほどかかるのでバスでの移動だったのですが、その際高速道路を走行中何度か車体が浮くように感じました。浮くというより飛ぶというほうが近いですね。インドネシアの高速道路は、見た目は綺麗ですしほとんど整備されていますがところどころ凸凹があり、スピードに乗ってる車は少しだけ飛んだような感覚に陥ります。日本や先進国では高速道路が凸凹なんて考えられないですよね。ここでも日本との違いを感じました。


4.端数を気にしない
コンビニやタクシー、デリバリーを利用する際、自分が丁度の金額を持っていなくてお釣りが出る時などに、お店側がお釣りの小銭がないからといってお札を渡してくれ得することがあります。例えば百五十円のものを買ったとして僕が二百円しか持っておらずお釣りが五十円出てしまう時、五十円玉ないからといって百円玉をくれます。しかも店員さんの独断で。インドネシア人のおおらかさを感じました。


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現地の大学の図書館の床が大きく剥げている様子


異なる文化に対してのストレス耐性や寛容さが本当についたと思います。コンビニでレジが二つあるのに一つしか稼働させず、にお客さんが並んでいたとしても他の従業員はレジの裏で携帯をいじったりして早くお客さんの対応をしようとしない光景を見てもイライラしなくなりました。インドネシアでは日本と異なる価値観が随所に見られて楽しいので、機会があればぜひ挑戦してみてください!!