参加学生によるプログラム・レポート

アクティビティレポート⑥(2018年派遣:インドネシア大学)

Indonesia  | 2019年02月28日


経営学部 下田 将輝さん(3回生)


経営学部経営学科三回生の下田将輝です。私は約半年の間、インドネシア大学の経済経営学部に留学しました。正直、留学でインドネシアを訪れる以前は発展途上国で人口が多く勢いのある国といった程度の知識しか無く、とりあえず海外に行きたいという好奇心からこの留学を決意しました。しかし今となってはインドネシアにすっかり魅了されてしまいました。今回は、インドネシアの良さを交えつつ、私がこの留学期間中に学び得たことについて触れていきたいと思います。


• インドネシア中を旅して感じた刺激的なこと
私はこの留学期間中、授業の合間にインドネシアの様々な地域を旅しました。そんな旅の道中いろんな方と関わる中で強く感じたのは家族愛です。バリ島を訪れた際、私は偶然現地の漁師の方と仲良くなる事が出来ました。彼らはどんなに遠い親戚だとしても血が繋がっていれば、互いに支え合う家族として協力して仕事をしていました。毎日仕事終わりに家族で集まってお酒を飲み、楽しんでいる姿がとても印象的でした。私もその輪の中に入れてもらい、家族同然のように接してくれ、家族の温かさを感じる事が出来ました。


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• コミュニケーションの話
 私はもともと英語が得意でもなく、インドネシア語に至っては一度も触れた事がありませんでした。しかし留学を通して多くの友が出来ました。それはこの半年でめちゃくちゃ語学が上達したからではありません。私に多くの友が出来たのは、素直に自分を表現し、自分の個性を周りが受け入れてくれたからだと思います。たとえ英語ができない、インドネシア語ができないからといって周りと仲良くできないわけではありません。自分を素直に表現し、自分の個性を相手に理解してもらう事ができれば、自分に興味を持ってくれる友ができるとこの留学を通してわかりました。つまり、コミュニケーションにおいて言語はもちろん大切なのですが、それ以上に大切なものがあるという事です。


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インドネシアで半年間過ごし、多くの出会いがあった事で自分が忘れかけていた本質的なものを改めて考えるきっかけとなりました。家族を大切にする、自分を素直に表現する、当たり前のように見えて日本にいるだけでは気付けなかった事を考える事が出来たので、今後より一層意識して、この留学が家族への恩返しのきっかけとなるよう頑張りたいと思います。