参加学生によるプログラム・レポート

アクティビティレポート③(2015年派遣:インドネシア大学)

Indonesia  | 2015年12月25日

経営学部 佐谷岳亮さん (4回生)

今、私はインドネシア大学でBusiness communication, Entrepreneurship そして Islamic finance and economy の三つの科目を受講しています。どの科目も非常に興味深い授業で多くのことを学んでいます。


Business communicationという授業は読んで字の如く、国際的なビジネスにおける正しいコミュニケーションを学ぶ授業です。授業のスタイルは学生が毎回教壇に立ち、教科書に沿った内容のプレゼンテーションを行います。教授はコメントを付け加えたりするのみで、学生が主体の授業です。グループワークで良好な関係を作るためのコミュニケーションのデモンストレーションを行ったり、個別課題でビジネスメールを作ってみたりと将来働く学生にとって、とても役立つ授業だと思います。


Entrepreneurshipは立命館大学にもある授業ですが、ここではPBL科目として、より実用的なことが学べると思います。なぜなら、この授業では実際にチームでビジネスを立ち上げ、サービスや商品を売らなければならないからです。私のチームはインドネシア人、タイ人、韓国人、日本人と多国籍なチームでしたがおにぎりを販売する事を決め、マーケティング戦略やプロモーションを考えながら小さいながらビジネス活動ができました。プレゼンテーションは毎週あり、ビジネス作りのプロセスを発表し合うことで教授や学生からアドバイスをもらいます。


Islamic economy and financeではイスラム銀行のシステムや一般的な銀行やそのシステムの違いが学べ、同時にムスリムの人々の金融に関する考え方も見えてくるので大変興味深い授業です。しかし、イスラムの金融システムを学ぶなかで多くのアラビア語の単語が授業で出てくるため、それらを覚えるのが少し大変です。


PBL科目の授業を通して感じたことはまず、とても実用的で社会に出て役に立つ知識を身に付けられるということです。常に今の社会現象と照らし合わせたり、学んだ知識を生かして実際に何ができるかを考えさせられます。もう一つ感じたことは、アウトプットを大事にした授業ということです。全ての授業でプレゼンテーションがあり、グループワークやディスカッションも行われるため、受動的な授業ではなく学生が主体的になれるところが良いと思いました。