参加学生によるプログラム・レポート

アクティビティレポート④(2015年派遣:タマサート大学)

Thammasat  | 2016年01月21日

経営学部 小山紗里さん(3回生)

私が、このタイでの半年間を通して成長したなと思えたポイントは、どんなことでも受け入れられる力がついたことと、自分のアイデンティティを、国際的な環境の中でも確立でもきるようになったことです。

どんなことでも受け入れられるとは、文化の違い、言葉、習慣、食べ物、環境などです。ここへ来るまでは、例えば熱帯のチャン島の穴だらけのログハウスにベッドにマットレスだけの部屋で蚊と共に寝るなんていう状況は耐えられませんでした。また、バンコクの食堂では何度行っても間違った料理がでてきたり、ラオスでは蠅がたかっていたり、欧米人は文句ばかりだったり…最初の頃は全てにムッとしたり嫌な気分になったりしていました。それが今は、これがここの文化でここの人たちがずっと暮らしている環境なのだから、と受け入れられるようになっている自分に気がつきました。受け入れるだけではなく、それを楽しむこともできるようになりました。

アイデンティティの確立は、一緒の寮に住んでいた、様々な国から来た留学生たちと過ごすうちに身につきました。始めの頃はキャラが濃くて、自分の意見の主張が激しい、欧米の留学生の中では自分がいまいち存在感を示す事が出来ず、不安に思っていました。しかし、ある時、もう自分が楽なように接しようと決め、主張するときはして、でも無理をしないで素の私でリラックスをして接していました。すると次第に私のアイデンティティをわかってもらえるようになりました。その後はみんなと急激に仲が深まったのを覚えています。様々な国の人の中で、日本人の私という存在を確立できたのは大きな成果だと思っています。

もうひとつ、たくさんの人生で一番に出会えた事を付け加えたいです。人生で初めての登山での一番の絶景、一番のビーチ、一番の冒険、一番の料理、一番の親切、一番の朝日、夕日….数えきれません。これら全てが、私のこれからの成長にとって大事な要素になると思います。

友達からもたくさんのことを学びました

様々な文化の違いを楽しみました

人生で一番綺麗だった標高2700mのバトゥール火山の朝焼け