参加学生によるプログラム・レポート

留学体験記 (2014年派遣:タマサート大学)

Thammasat  | 2015年10月14日

政策科学部 坂本賢一さん (3回生)

 

街や学校の雰囲気について

バンコクは慢性的な交通渋滞で有名です。道には露店が並び、華美なお寺とたくさんのビルの間で現地の人々が熱気あふれた生活を営み、たくさんの観光客が訪れています。
私はタマサート大学タープラチャンキャンパスにある教養学部のSEASに所属していました。タープラチャンキャンパスはバンコクの中心部から少し離れているものの、人気観光地で賑やかな地域に位置しています。そのためキャンパス内外で観光客をよく見かけました。またランシットキャンパスと比べ留学生の人数が多いです。対して、川の対岸の留学生や現地学生が住む地域はローカルな土地で観光客はまずいません。
地域にかかわらず夜は安全ではなく実際に留学生が被害者になるケースも何件か耳にしました。

プログラム内容や派遣先での授業、アクティビティについて


授業選択についてSEASでは英語開講科目の中から最低三つ選択することが決められています。SEASの特徴としてほかの学部と比べ留学生の数が少ないです。また、例年東南アジアからの留学生が多く、欧米からの留学生は少ないようです。私はPBL科目を二つ選択していたので、グループワークをする機会が多かったです。そのため英語・タイ語を使用する機会が多く、現地学生と仲良くなる機会が多かったです。基本的にSEASの学生は東南アジアの言語を第二外国語として学んでいる学生が多く、英語開講科目は他の学部と比べて少ないほうだと思います。英語の達者な学生ばかりではないですが、積極的に発言発表する学生が多くいい刺激をうけました。

PBL科目ではフィールドトリップへ行きました。そこで共に過ごし課題に取り組んだ同じクラスの学生とは、かけがえのない仲間になりました。またLanguage Campという東南アジアの言語のクラスをとっている学生のキャンプがあり、カンチャナブリへ行き学習をしながら観光地を巡り、夜には出し物をするというものもありました。

私は留学中活発に動くことを意識していました。現地の学生は留学生に興味がありとてもフレンドリーに仲間に入れてくれ、様々なお誘いを受けることが多かったです。私はできるだけ部屋にこもらず出かけるようにしました。部屋で本から学ぶ知識も重要ですが、現地の学生と外で得られる経験は限られた期間内でしか得ることのできないかけがえのない知識だと思います。また様々な出会いも訪れます。留学中は現地でしかできないことをするためにも、留学前の準備が大切だと思います。