参加学生によるプログラム・レポート

アクティビティレポート⑤(2016年派遣:バンドン工科大学)

Bandung  | 2017年01月26日

国際関係学部 武安 薫さん(2回生)

僕が学んだ・達成したこと
■ビジネスや交渉の難しさを知ることができた
■インドネシアでビジネスパートナーを見つけることができた。
■自分の今までの行動範囲を省みることができた。

僕はこの留学を通して多くのことを学んだ。留学が決まる前から、僕は子供の頃から好きである宇宙と何か別のことを結び付けたいと考えていて、航空宇宙工学や天文学の学部のあるITB(バンドン工科大学)を留学先として志望していた。


はじめ半年間なんてすごく短いなと考えていた留学は実際期待以上で、授業はもちろんのこと、人と会うこと、学部を飛び出して行動すること、自分の目で見ることの重要性を教えてくれた。見るものすべて日本の常識など通用しない場は新鮮で、同時に、以前の自分が大学や学部などにとらわれていたことや「自分で動き」足りていなかったことに気づかされた。ITBの授業は僕が専攻していた学部が起業家を目指すコースであったためか、フィールドワークや工場見学といった学外に出るアクティビティがたびたびあり、

バティックの工場見学


Business Negotiationの授業で

教員ではなく卒業生や学部生自らが企画するものも多く、僕の場合は後者のもののほうが回数としては多かったと記憶している。


また、すべての学生が自分のビジネスをしているか挑戦中であったために刺激を受け、自分なりにビジネスを始めようと邁進した。クラスメイトのビジネスに参加するだけでは満足できず、自分のビジネスをしたかったのと時間だけはあったので、具体的には、1宇宙食をもとにした健康的なインスタントフード、2プラネタリウムの機能を備えたカフェ、3宇宙の豆知識を学べるおしゃれなデザインの手帳などのビジネスをしようと考えた。ビジネスをするということは想像以上に困難で何度も壁にぶつかり思うように進まず、ほとんどは頓挫し、3のみ現在インドネシアと日本で海を挟んで挑戦中である。

パートナーと、友達のレストランを取材

しかし、結果として同学部の講義としては履修していない講義の教授、他学部の教授、その学部の学生団体のリーダーの方などとお会いし話をし、パートナーも見つけることができた。留学中に立ち上げることはできなかったものの、たくさんの人々と会うことによってできた経験は財産であるし、今後日本で学ぶ際も学部や大学にとらわれずに視野を広く持っていこうと思う次第である。