参加学生によるプログラム・レポート

アクティビティレポート⑥(2016年派遣:インドネシア大学)

Indonesia  | 2017年02月24日

国際関係学部 遠藤 咲奈さん(2回生)

私は約半年、インドネシア大学の経済経営学部に留学しました。インドネシアを志望した背景には、東南アジアの中のインドネシアへの知的好奇心と、新興国として成長するインドネシアでビジネスを学びたいという理由が挙げられます。これら2つの理由を基軸に留学生活を通して学んだこと・得られたこと(達成したこと)について述べます。


まず、インドネシアでの生活を通して、異文化との関わり合いについて考えさせられる場面が多々ありました。インドネシアでの生活は日本の環境と全く異なりました。日々の生活の中で、楽しいことが多々ある一方、公的機関でさえも仕事のスピードが遅かったり、グループワークでの期日へ向けた意識のすれ違いなど多々日常面で困ったこともありました。しかし、愚痴をこぼすだけでは解決にならず、異なる環境に身を置いて生活するには、遭遇した出来事に対し臨機応変に対処することが求められると思いました。前述した通り、困難に遭遇する場面もありましたが、違う視点からの物事の考え方を知ることも出来ました。そして、異文化理解とは他者の文化を全て受け入れるのではなく、異なる環境と如何に上手く付き合うかということだと学びました。


また、私はこの留学を通して、帰国後のキャリアの構築に対するモチベーションが向上しました。留学前は、卒業までの間どのように学業に取り組むべきか、具体的なビジョンと目標を得られずにいました。しかし、インドネシア留学という珍しく貴重な経験を通して得られたものを次年度に引き続き、将来を見据えた自身のキャリアアップに取り組むという目標とモチベーションを得ることが出来ました。加えて、インドネシア大学で受講したマーケティングとイスラーム金融などの授業により、次年度の研究分野が決まりました。卒業までの限られた時間のなかで、留学経験を今後の学業および新たな経験に結びつけて発展させていきたいと思います。