参加学生によるプログラム・レポート

アクティビティレポート②(2017年派遣:チュラロンコン大学)

Chulalongkorn  | 2017年10月26日

政策科学部 藤岡 千夏子さん(3回生)


立命館大学政策科学部3回生の藤岡 千夏子です。私は現在PBLプログラムでタイのチュラロンコン大学の文学部(BALAC)に留学しています。9月分のレポートでは現地大学での生活と授業外の生活、最後に留学から現在までで学んだことを記録していきたいと思います。

私はチュラロンコン大学の文学部でも授業が全て英語で開講されるBALACプログラムに在籍しています。日本と異なり、タイの大学は1コマ3時間(間に10分程の休憩があります)で定時に始まらないことが多いです。私は1週間に4つの授業を履修しており、そのほとんど全てが講義形式です。PBLの授業は文学部ではなく、経済学部へ他学部受講しに行っています。そのクラスではタイの文化や伝統を学ぶことが出来ます。授業の雰囲気は日本とあまり変わらず、教室を出入りしたり水を飲んだりする学生が多い自由な授業ばかりです。しかし日本の授業ほど大人数のクラスがなく、また熱心にノートをとる学生が多く見られます。私はタイの授業スタイルには慣れてきましたが、やはり3時間は長く感じます。タイの大学では10月頭に中間テストがあり、9月下旬になると図書館や学校付近のカフェ等で勉強している学生が多く見受けられます。日本とは異なり、中間テストの容量が多くてとても大変です。

チュラロンコン大学はサイアムというバンコクの中心地からすぐの場所にあるため、買い物や交通面では困りません。私はサイアムで映画を見たり、ショッピングをしたり比較的安いフードコートで食事をしたりなど都会での暮らしを過ごしています。ただサイアムの物は高いため、食事をするなら大学の食堂やローカルな屋台で食べた方が安いです。またタイの知り合いにバンコク外の観光地に連れて行ってもらうこともあります。また、最近初めて大学のジムと50メートルのプールを利用しました。個人的にタイでは日本よりも健康や体形維持のためにジムやランニングをしている人が多いように感じました。

8月頭にタイへ来てからもうすぐで2カ月が経とうとしています。タイで生活するのに一番必要なことは、「寛大で柔軟な心」を持つことです。日本では考えられないようなミスや事態が起こっても、決して腹を立てるのではなく、広い心で日本の基準で生活してはいけないと思うことが大切です。実際私は何度も日本で経験したことがない理不尽な場面に遭遇しましたが、そのたびに日本基準の心で生活してはいけないと実感しました。

タイのバンコクは日本人が住むにはほとんど困らない場所です。街中を歩けば日本食、日本語の看板が目に入ります。後は、タイの方々のようにスローでおおらかな生活に慣れれば怖いものはありません。これから中間テストとまだまだタイでの日々は続きますが、タイで留学生活をおくれることに感謝して楽しんでいきたいと思います。

 

 

緑がいっぱいの広いキャンパス    PBL型の授業でタイの伝統的な家を訪れました

寮からすぐ近くのショッピングセンター