参加学生によるプログラム・レポート

アクティビティレポート④(2017年派遣:バンドン工科大学)

Bandung  | 2017年12月26日

経営学部 永田 隆さん(3回生)

こんにちは、経営学部国際経営学科3回生の永田隆です。僕は現在インドネシアにあるバンドン工科大学アントレプレナーシップ専攻に留学しています。僕からは履修しているPBL科目、PBL以外の科目について紹介したいと思います。

PBL科目
はじめに僕が履修しているEntrep. Mentoring Ⅱ(P)についてご紹介します。僕が所属しているアントレプレナーシップ専攻の生徒達は、生徒一人一人が既にビジネスを始めており、この授業はそのビジネスに基づいて行われています。
授業の始めは生徒それぞれが専属のメンター(教員)に自分たちのビジネスについて成果を発表し、メンターからアドバイスを受けます。このメンタリングについてはインドネシア語で行われるので、後に生徒に何を話していたか教えてもらいます。僕は服を作る会社に参加させてもらっていますが、ビジネスモデルやタイムライン、プロモーション活動など全てにわたり細かくメンターに指摘されるので、このメンタリングで頭を抱える生徒もいるそうです。

 

授業の後半はゲームを通じてアントレプレナー精神について学びます。ゲームはカードで橋を作る、輪投げ、5人6脚などシンプルなゲームですが、ゲームに制約があったりルールが突然変更したりと頭を使うゲームです。また料理をするクラスがあったり、みんなでキャンプをしたり、フィールドワークに行ったりと課外授業も多いです。一見ただの遊びのように見えますが、ゲーム後にはゲームをビジネスに照り合わせた講習があり、それについてのレポートも課されるので、楽しみながら学習していると実感します。

 


PBL科目以外の科目
次に僕が履修しているTechnology Based on Businessという授業について紹介します。この授業では身近で起こっている問題を、テクノロジーを使った製品・サービスを用いてビジネスプランを作るという授業です。授業内容は基本的に毎週与えられる課題についての成果報告です。僕たちの班では自動移動式のゴミ箱を作るビジネスプランを考えたのですが、街の人にアンケートを取って製品の需要を確かめたり、試作品を作ってくれるエンジニアを探しに他の学部の生徒に話を聴いたり、また試作品を作るのに金銭面の交渉が必要になったりと、授業内の活動では留まらない、より実践的な授業だと思います。僕たちの班の製品はコストがかかりすぎるため、試作品は制作できなかったものの、実際に作る予定であった製品案を潜在顧客に持って行ったときに購入したいと言ってくれたので、達成感を感じることができました。

 

このようにPBL科目以外の科目でも、グループワーク・実践的な演習を通じ、ビジネスの基礎的な部分から本格的に学ぶことができます。